【アンケート結果】直視型 vs ビデオ喉頭鏡:なぜ直視型派の半数は「クロスフィンガー以外」を選ぶのか?

こんにちは。先日 X(旧 Twitter)で実施した「気管挿管時の『第一選択(喉頭鏡)』と『開口方法』の組み合わせ」に関するアンケート調査が終了しました。 合計で 160 票もの回答をいただき、非常に興味深いデータが集まりました。ご協力いただいた先生方、本当にありがとうございました! 今回はこの結果を提示しつつ、「なぜその開口法を選…
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Q:全身麻酔導入時の「嘔吐・逆流」を物理的に防ぐための、胃管吸引のベストタイミングとは?

全身麻酔導入時における胃内容物の逆流と、それに続く誤嚥性肺炎(メンデルソン症候群)は、麻酔科医が最も避けたい致命的な合併症の一つです。特に腸閉塞(イレウス)や急性腹症といった「フルストマック」症例では、胃内圧が著しく上昇しており、導入薬による噴門括約筋の弛緩が「ダムの決壊」を招くリスクが常に存在します。 長年、臨床現場では「胃管(NG…
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【Storybook】粘土の体と消えない呼吸:術後肺合併症を防ぐ旅

術後肺合併症(PPC)や術後呼吸不全(PRF)は周術期予後に大きく影響する重要な合併症である。PPCは全手術患者の約5%に発生し、発症例では死亡率が高い。危険因子として、術前低SpO₂、高齢、呼吸器感染や貧血、上腹部・胸腔内手術、長時間手術、緊急手術などが挙げられ、スコア化により高精度な予測が可能である。重度呼吸器合併症は頻度は低いが致…
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局所麻酔と慢性術後疼痛:システマティックレビューおよびネットワークメタ解析

・術後に生じ、3 ヶ月以上持続する疼痛は「慢性術後疼痛(CPSP)」と呼ばれる。CPSP の予防は研究上の優先課題である。本研究の目的は、区域麻酔が CPSP の発生率および長期的なオピオイド使用を低減できるかどうかを評価し、その有効性に影響を与える要因を特定することである。 ・CPSP の軽減に対する区域麻酔の有効性を評価した無…
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Q:声門上器具として、i-gel のほうが LMA クラシックよりも優れている点は?

A:声門上器具(SGA)の第一世代である LMA クラシック と、第二世代の代表格である i-gel を比較すると、安全性、操作性、多機能性のすべての面で i-gel が圧倒的な進化を遂げていることが分かります。 挙げていただいたポイントに沿って、臨床的なメリットを詳しく解説します。 【非膨張性のジェルカフを持つ i-gel】 1…
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【アンケート考察】気管挿管時の開口法を再考する:アンケート結果から見えたクロスフィンガー法の限界と次世代のスタンダ…

【はじめに】 すべての麻酔科医が初期研修の初日に教わると言っても過言ではない「クロスフィンガー法(指交叉法)」。しかし、実際の臨床現場で本当に誰もが満足して使い続けているのでしょうか? 先日、X(旧Twitter)にて気管挿管時の開口法に関するアンケートを実施したところ、165票の貴重な回答をいただきました。インプレッション数3,77…
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【Storybook】粘土で学ぶ!必中・内頚静脈穿刺の極意

内頚静脈は、麻酔科医にとって気道に近く緊急時にもアクセスしやすく、気胸のリスクが比較的低いことからCVライン確保の第一選択となることが多い。穿刺法には胸鎖乳突筋(SCM)内側・外側・三角アプローチの3種があるが、気胸や動脈穿刺の危険性を考えると、通常は SCM 内側アプローチが最も安全とされる。穿刺の目印は胸骨上窩、SCM、総頚動脈の3…
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【アンケート結果】ビデオ喉頭鏡は直視型より何倍簡単?135人の麻酔科医の実感から見えた「学習曲線」のリアル

こんにちは、SRHAD-KNIGHTです。 先日、X(旧 Twitter)の投票機能を利用して、麻酔科医の皆様に気管挿管の手技習得に関するアンケートを実施させていただきました。 テーマは「ビデオ喉頭鏡(VL)の学習曲線は、直視型マッキントッシュ喉頭鏡(DL)と比べてどれくらい緩やか(=習得が早い)か」です。 直視型で挿管成功率 8…
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Q:手術室外(ICUや病棟)での気管挿管において、心停止リスクが手術室の「100〜200倍」にも跳ね上がる理由とそ…

手術室内での全身麻酔導入は、麻酔科医にとって最もコントロールされた日常業務の一つです。しかし、一歩手術室の外へ出ると、その安全性は劇的に変貌します。統計によれば、日本麻酔科学会の調査(2018年)における麻酔関連心停止の発生率は0.025%(1万例あたり2.48件)であるのに対し、集中治療室(ICU)や救急外来(ED)での緊急挿管に伴う…
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【Storybook】粘土の体と命の重み:食道挿管を回避せよ

気管挿管が食道挿管でないことの確認は、見逃せば致死的結果を招くため、100%確実性が求められる。最も確実なのはチューブが声門を通過するのを直視で確認することだが、常に可能とは限らない。胸郭の上下、チューブ内の曇り、聴診などの理学所見は参考にはなるものの、胃送気などにより偽陽性が起こり得るため単独では不十分である。検査所見では、呼気CO₂…
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帝王切開分娩における麻酔法と母子絆:単施設横断研究

・母子間の絆は、乳児の初期発達および母体のウェルビーイングにおいて極めて重要である。帝王切開分娩における麻酔法は、母体の回復、新生児との早期接触、および産後の心理的体験に影響を及ぼす可能性がある。本研究は、帝王切開分娩における麻酔法と母子絆との関連性、ならびに産後うつ病および早期の不安症状のリスクとの関連性を評価することを目的とした。 …
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【アンケート考察】成人の待機手術におけるビデオ喉頭鏡(VL)の利用頻度:ルーチン化の波と直視型へのこだわり

こんにちは、SRHAD-KNIGHTです。 先日、X(旧 Twitter)にて麻酔科医の皆様を対象に、「成人の待機手術におけるビデオ喉頭鏡(VL)の利用頻度」に関するアンケートを実施いたしました。 24 時間という短期決戦型アンケートでしたが、計 195 票という多くのご回答をいただき、誠にありがとうございました! 今回はこの最終結…
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【Storybook】テーラーメイドの麻酔管理:帝王切開における脊椎麻酔の芸術

帝王切開時の脊椎麻酔の安全性向上を目的に、筆者の施設では身長と体重を考慮した局所麻酔薬投与量のプロトコールを運用している。HartenらおよびSubediらの研究では、高比重ブピバカインを身長・体重で調節することで、固定用量法に比べ麻酔レベルの過度な上昇や低血圧、悪心・嘔吐が減少した。人種による体格差から、身長は必要用量を左右する重要因…
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■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2026/07/08

【問題1】(出血と輸血) 正しいのはどれか? ア:日本人では患者がRhD陰性である確率は2%である。 イ:フィブリン形成に必要なフィブリノゲン濃度は200mg/dl以上である。 ウ:回収式自己血輸血は赤血球の約40%を回収可能である。 エ:マンパワー不足が出血を危機的状況に拡大させる要因のひとつである。 オ:出血は周術…
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