スガマデクスのジェネリックがやっと使えるようになるんだね!

筋弛緩薬(毒薬)を安く売って、筋弛緩回復薬(解毒剤)をとんでもなく高い値段で売っている製薬会社がある。開発によほどの投資をしたのかもしれないが、解毒薬が毒薬の 30 倍!とは、びっくりである。 ブリディオンの発売日を調べてみたら、「2010/04/26 — シェリング・プラウは、筋弛緩回復剤「ブリディオン静注200mg、同500m…
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鼻骨骨折の投与における全身麻酔と局所麻酔の治療成績の比較:メタ分析

・このメタ分析の目的は、鼻骨骨折(NBF)患者の管理における全身麻酔(GA)と局所麻酔(LA)の役割を正面から比較することである。 ・PubMed、Embase、Web of Science を包括的に検索した。NBF の管理における GA と LA の臨床転帰を調査した研究を対象とした。プールされたオッズ比(OR)とそれぞれの …
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■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2024/06/06

【問題1】(手術室以外での麻酔) 向精神薬を服用している患者について正しい記述はどれか。 ア:三環系抗うつ薬治療を受けている患者では、エフェドリンで高度の高血圧を起こすことがある。 イ:モノアミン酸化酵素阻害薬を服用している患者にメペリジンを投与すると、高体温となることがある。 ウ:フェノチアジンを服用している患者は低体温…
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大腸内視鏡検査を受けるクローン病患者におけるフェンタニル、ケタミン、リドカインとプロポフォール併用麻酔の比較

・大腸内視鏡検査はクローン病(CD)患者に対する主要な侵襲的処置である。オピオイドとプロポフォールは呼吸器系と心血管系合併症のリスクを伴う。本研究は、フェンタニルをケタミンまたはリドカインで代用することで、プロポフォールの使用量を減少させ、有害事象を最小化できるかどうかを評価することを目的とした。 ・待機的大腸内視鏡検査を予定して…
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人工股関節全置換術および人工膝関節全置換術後の当日退院失敗の原因と危険因子:メタ分析

・ここ数十年、手術後の早期当日退院(SDD)の傾向は劇的に高まっている。人工股関節全置換術(THA)後の SDD vs 入院延長に関する意思決定の指針となる適切なリスク層別化ツールを開発する努力は、ほとんど不完全なままである。本報告の目的は、THA および人工膝関節全置換術(TKA)を受けた患者において、SDD の失敗に関連する最も頻度…
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■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2024/06/04

【問題1】(麻酔管理) 閉塞型睡眠時無呼吸症候群の麻酔で正しいのはどれか. ア:用手での気道確保困難となりうる. イ:気管内挿管困難症として扱う. ウ:術後は側臥位で管理する. エ:術後は,十分な鎮静をはかる. オ:−−−−     ▼     ▼     ▼ [解説] (ア):(正)マスク…
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高齢男性患者における尿管鏡挿入成功のためのプロポフォールの ED50 に対するエスケタミンの効果:無作為化比較試験

・尿管鏡検査における手技鎮静麻酔(PSA)の一種のルーチン麻酔薬としてプロポフォールは有効であり、使用されている。しかし、プロポフォールを用いた PSA では、特に高齢者では呼吸抑制や無意識の身体活動が常に起こる。エスケタミンは鎮静・鎮痛効果があるが、心肺機能抑制のリスクはない。本研究の目的は、高齢男性患者において、エスケタミンが尿管鏡…
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産科的脊髄幹麻酔後の全脊麻:記述レビュー

・全脊麻(TSA)は、高度の脊髄幹遮断によって引き起こされる重大インシデントである。産科麻酔における全ての脊髄幹手技の合併症として認識されている。その発生率と転帰は評価されていない。TSA が現代の診療において問題であり続け、早期に発見し迅速に治療しなければ、重大な罹患率と死亡率を引き起こす可能性があるという説得力のあるエビデンスがある…
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斜角筋間腕神経叢ブロック後の鎮痛を延長させるデキサメタゾンの静脈内投与と神経周囲投与:メタ分析と試験逐次解析を用い…

・鎮痛持続時間の延長を目的とした区域麻酔補助薬としてのデキサメタゾンの神経周囲投与と静脈内投与の有効性は、注入部位によって全身吸収が異なるため、特定の末梢神経ブロックに特有である可能性がある。このような不確実性を考慮し、著者らは斜角筋間腕神経叢ブロックに対する局所麻酔薬と併用したデキサメタゾンの神経周囲投与と静脈内投与を比較するメタ分析…
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