麻酔科勤務医のお勉強日記

Ａ：単孔式腹腔鏡手術（SILS）と従来の多孔式腹腔鏡手術（multi-port laparoscopic surgery, MPLS）の侵襲性の違いについては、いくつかの視点から議論されています。 侵襲性が少ないとされる理由 1. 皮膚切開の数が少ない ・SILS では通常1か所（へそ部）に小さな切開を加えるだけ…

・本研究では、シングルポートアクセス（SPA）腹腔鏡下付属器手術における全身麻酔の代替としての脊椎麻酔の安全性と有効性を評価した。 ・110 例の患者を募集し、傾向スコアマッチングの後、63 例（全身麻酔：42 例、脊椎麻酔：21 例）を解析した。手術中、トレンデレンブルグ体位は 15°に制限され、CO2 圧は 8〜12mmHg …

■ これって常識？ ■扁桃周囲膿瘍には，外科的ドレナージを行え！ 1）扁桃周囲膿瘍は，おもにβ-溶連菌と口腔内嫌気性菌の混合感染による． 2）この場合，これらの菌に対する強力な抗菌薬治療に加え，膿瘍の外科的ドレナージを行う． ［出典］ 知っているつもりの内科レジデントの常識非常識 第３章 ３７８の常識〜感染症編 【…