麻酔科勤務医のお勉強日記

Ａ：はい、高濃度のレミフェンタニル持続投与は痛覚過敏を誘発すると報告されています。以下は、オピオイドの一種であるレミフェンタニルの高濃度持続投与が痛覚過敏（オピオイド誘発性過敏症）を誘発するエビデンスの一例です。 Guignard B, et al. Acute opioid tolerance: intraoperative rem…

・慢性硬膜下血腫（cSDH）は非常によくみられる病態であり、外科的除去を必要とすることが多い。これは一般的に、バーホールによる穿頭除去によって実施されるが、局所麻酔（LA）または全身麻酔（GA）のいずれかで行うことが可能である。本研究では、LA と GA における cSDH 摘出術の安全性と有効性を比較検討するために、系統的レビューとメ…

【問題1】（血液） 血液凝固について正しいのはどれか？ ア：AT III の減少している患者ではヘパリンが効きやすくなる。 イ：外因系血液凝固は、外傷などの際に、損傷組織から、組織因子が放出されることで始まる。 ウ：血小板の二次凝集とは、凝固因子による血小板の融合とフィブリン形成による血栓の安定化を指す。 エ：血小板2万…