小児での自己膨張型 air-Q 挿管ラリンジアル・エアウェイの前向き評価
・自己膨脹型 air-Q ILA(TM)(ILA-SP)の臨床的有効性を評価した。本前向き調査の目的は、臨床診療での ILA-SP の適合性を評価するとともに、将来の比較試験向けのデータを作成することであった。ILA-SP は、自動調節カフをもっており、パイロットバルーンのない小児用の声門上エアウェイの新しい第 1 世代である。4 ヵ月間にわたり、ASA-Ⅰ~Ⅲ、新生児~18 才、種々の手術を受ける小児 352 人を研究対象とした。評価データ・ポイントは、挿入成功率、気道リーク圧、換気の質、本器具の使用と関連した周術期合併症であった。
・ILA-SP は、本研究の患者 352 人のうち 349 人で、多様な患者の最初の声門上気道確保器具として使用して成功した。3 人の患者は、標準的な LMA または気管チューブへの変更が必要であった。全患者での最初の平均気道リーク圧は、17.8±5.4cm H2O、10 分後に再度チェックすると 20.4±5.5cm H2O であり、統計的に有意差があった(P<0.001)。合併症は 14 人の患者に限られ、気道反射の誘発に関連したもの(咳、喉頭痙攣、気管支痙攣)(n=10)、咽頭痛(n=3)、抜去時に見られた器具の血液汚染であった。逆流、誤嚥、嗄声の発生はなかった。
・自発あるいは陽圧呼吸下で種々の術式を受ける幼小児に対し、ILA--SP は、許容できる臨床性能を示した。本器具を他の声門上エアウェイと比較する将来の研究は、小児臨床診療における ILA-SP の安全性について、役立つ情報を提供するかもしれない。
【 出 典 】
Prospective evaluation of the self-pressurized air-Q intubating laryngeal airway in children
Pediatric Anesthesia first published online: 25 APR 2011
・ILA-SP は、本研究の患者 352 人のうち 349 人で、多様な患者の最初の声門上気道確保器具として使用して成功した。3 人の患者は、標準的な LMA または気管チューブへの変更が必要であった。全患者での最初の平均気道リーク圧は、17.8±5.4cm H2O、10 分後に再度チェックすると 20.4±5.5cm H2O であり、統計的に有意差があった(P<0.001)。合併症は 14 人の患者に限られ、気道反射の誘発に関連したもの(咳、喉頭痙攣、気管支痙攣)(n=10)、咽頭痛(n=3)、抜去時に見られた器具の血液汚染であった。逆流、誤嚥、嗄声の発生はなかった。
・自発あるいは陽圧呼吸下で種々の術式を受ける幼小児に対し、ILA--SP は、許容できる臨床性能を示した。本器具を他の声門上エアウェイと比較する将来の研究は、小児臨床診療における ILA-SP の安全性について、役立つ情報を提供するかもしれない。
【 出 典 】
Prospective evaluation of the self-pressurized air-Q intubating laryngeal airway in children
Pediatric Anesthesia first published online: 25 APR 2011

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