半閉鎖再呼吸回路でのセボフルラン麻酔からの覚醒に与える活性炭フィルタの効果

Effect of Charcoal Filter on the Emergence from Sevoflurane Anesthesia in a Semi-Closed Rebreathing Circuit
Yonsei Med J. 2011 Jul;52(4):668-672. Published online 2011 May 21.

・麻酔回路中に取り付けられた活性炭フィルタは効率的にハロタンやイソフルランを吸着することが示され、したがって、低流量、超低流量システムで麻酔からの回復を早める。活性炭フィルタが半閉回路システムを用いたセボフルラン麻酔からの回復時間を早めるかどうか調査した。

・セボフルラン麻酔下に定時手術予定の健康な患者30人は、活性炭フィルタか、対照群に無作為割付けされた。手術終了時点で、セボフルランの呼気終末濃度は、2.0vol%に維持された。活性炭フィルタ群では、呼吸回路の呼気回路に活性炭フィルタを取り付けた。セボフルラン中止後、換気は100%O2、5L/minの新鮮ガス流量で術中と同じ分時換気量で行われた。呼気終末濃度からセボフルランの排泄動態、BIS、開眼・抜管までの時間を得た。

・活性炭フィルタ群の肺胞セボフルラン濃度の指数時定数(τ)は、 対照群よりも有意に短かった(1.7±0.5 vs 2.5±1.1分、p=0.008)。 対照群と比較して、活性炭フィルタは、開眼までの時間(11.1±3.8 vs 14.8±3.0分、p=0.007)と抜管までの時間(11.9±3.9 vs 15.3±3.2分、p=0.014)を早めた。

・活性炭フィルタは、半閉鎖再呼吸回路で、セボフルラン麻酔からの回復を早める。

[!]:なるほど、そういう手があったか! でも、回路を酸素フラッシュして新鮮ガス流量を増やして再呼吸を最小にすれば、ガスは無駄になるが同じことだろう。

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  • セボフルラン麻酔からの覚醒を促す小技

    Excerpt: 私は、従来からセボフルラン麻酔を終了する際に、セボフルラン気化器のダイアルをゼロにすると同時に、新鮮ガス流量を空気 8L/min+酸素 2L/min 程度の高流量に変更して、さらに、手動換気に切り替え.. Weblog: 麻酔科勤務医のお勉強日記 racked: 2016-01-09 21:47