小児のカフ有り気管チューブはセボフルランと医療ガス消費量と関連経費を節減する

Cuffed endotracheal tubes in children reduce sevoflurane and medical gas consumption and related costs
Acta Anaesthesiologica Scandinavica Published Online: 15 Jun 2010

・小児外科手術患者で、カフなし対カフあり気管内チューブ(ETT)を使用してセボフルランと麻酔ガスの消費量を評価した。

・定時手術の小児患者(新生児~5才)に、カフなしか、カフありETTを無作為に使用し、評価の継続時間、最小可能新鮮ガス流量(最小許容FGF:0.5l/分)、使用セボフルラン濃度を記録した。セボフルランと医療用ガスの消費量と経費を計算した。

・小児70人(35人=カフなしETT、35人=カフありETT)、年齢1.73(0.01-4.80)を対象とした。患者特性、研究時間、使用セボフルラン濃度に群間差はなかった。最小可能FGFは、カフありETT群[1.0(0.5-1.0)l/min]で、カフなしETT群[2.0(0.5-4.3)l/min]より有意に低かった(P<0.001)。1患者当たりのセボフルラン消費量は、カフなしETT群で16.1(6.4-82.8)ml、カフありETT群6.2(1.1-14.9)mlであった(P=0.003)。医療用ガスの消費は、カフなしETT群で129(53-552)L、カフありETT群で46(9-149)Lであった(P<0.001)。セボフルランと医療量ガスの総経費は、カフなしETT群で、1患者あたり13.4ユーロ(6.0-67.3)、カフありETT群で、5.2ユーロ(1.0-12.5)であった(P<0.001.)

・小児でカフありETTの使用は、麻酔中、有意にセボフルランと医療量ガス消費のコストを下げた。カフなしに比してカフありETT用に増えた経費は、セボフルランと医療量ガスの消費節減により完全に補償された。

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