外来婦人科手術後の回復の質とオピオイド消費量に与える術前デキサメタゾンの効果
Dose ranging study on the effect of preoperative dexamethasone on postoperative quality of recovery and opioid consumption after ambulatory gynaecological surgery
Br. J. Anaesth. First published online: June 13, 2011
・グルココルチコイドは外来手術の前に一般に投与されるが、回復の質に与えるその効果はよく特徴づけられていない。本研究では、外来手術後にQoR-40回復の質アンケートを使って患者の回復に与えるデキサメタゾンの用量依存性の効果を評価した。
・本前向き二重盲試験では、外来婦人科腹腔鏡検査を受ける106人の女性被験者を対象として、導入前に、生食(対照群)、デキサメタゾン0.05mg/kg(D0.05群)、0.1mg/kg(D0.1群)のいずれかを無作為に投与された。一次転帰は、24時間後のQoR-40総合点数であった。術後疼痛、鎮痛剤消費量、副作用、退院時間も評価した。
・D0.1群の QoR-40総点数の平均(IQR) 193(192-195)は、D0.05群の 179(175-185)(P=0.004)や生食群 171(160-182)(P<0.005)よりも高かった。退院前に投与されたモルヒネ等価物の平均(IQR)は、D0.1群では2.7(0-6.3)mgであったのに対し、D0.05群で5.3(2.4-8.8)mg、生食群で5.3(2.7-7.8)mgであった(P=0.02)。退院基準を満たすまでの時間は、D0.1群では生食群よりも30分短かった(P=0.005)。24時間後の時点では、D0.1群被検者は、D0.05群、生食群と比較して、オピオイド鎮痛薬消費量が少なく、咽頭痛、筋肉痛、混迷、就眠困難、悪心の訴えが少なかった。
・デキサメタゾンは、回復の質に用量依存的な効果を示した。デキサメタゾン0.1mg/kgは、デキサメタゾン0.05mg/kgと比較して、オピオイド消費量を減らした。これは外来婦人科手術後の回復を改善するために有益であるかもしれない。
Br. J. Anaesth. First published online: June 13, 2011
・本前向き二重盲試験では、外来婦人科腹腔鏡検査を受ける106人の女性被験者を対象として、導入前に、生食(対照群)、デキサメタゾン0.05mg/kg(D0.05群)、0.1mg/kg(D0.1群)のいずれかを無作為に投与された。一次転帰は、24時間後のQoR-40総合点数であった。術後疼痛、鎮痛剤消費量、副作用、退院時間も評価した。
・D0.1群の QoR-40総点数の平均(IQR) 193(192-195)は、D0.05群の 179(175-185)(P=0.004)や生食群 171(160-182)(P<0.005)よりも高かった。退院前に投与されたモルヒネ等価物の平均(IQR)は、D0.1群では2.7(0-6.3)mgであったのに対し、D0.05群で5.3(2.4-8.8)mg、生食群で5.3(2.7-7.8)mgであった(P=0.02)。退院基準を満たすまでの時間は、D0.1群では生食群よりも30分短かった(P=0.005)。24時間後の時点では、D0.1群被検者は、D0.05群、生食群と比較して、オピオイド鎮痛薬消費量が少なく、咽頭痛、筋肉痛、混迷、就眠困難、悪心の訴えが少なかった。
・デキサメタゾンは、回復の質に用量依存的な効果を示した。デキサメタゾン0.1mg/kgは、デキサメタゾン0.05mg/kgと比較して、オピオイド消費量を減らした。これは外来婦人科手術後の回復を改善するために有益であるかもしれない。

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