■臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題■ 2011-06-15
| 【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。 | (1) (______a) : 蓄膿/膿胸 (2) (c______) (o______) (p_______) : 膠質浸透圧/コロイド浸透圧 (3) (o_____) (c______) : 酸素含量 (4) (a_____) (c______) : 活動性保菌者 (5) (d__________) (v____) : 方向弁 |
[解答]
| (1)empyema | (2)colloid oncotic pressure |
| (3)oxygen content | (4)active carrier |
| (5)directional valve |
[出典] 麻酔科学用語集 第3版
| 【問題2】(硬膜外麻酔) 硬膜外腔への局所麻酔薬またはモルヒネの投与について誤っているのはどれか。 | ア:局所麻酔薬では低血圧が起こるが、モルヒネではない。 イ:モルヒネでは呼吸抑制が起こるが、局所麻酔薬では少ない。 ウ:モルヒネでは鎮静されて静かになるが、局所麻酔薬では少ない。 エ:モルヒネでは皮膚の痒みを訴えるが、局所麻酔薬ではない。 オ:モルヒネでは尿閉が起こるが、局所麻酔薬ではない。 |
[解説] 硬膜外モルヒネの大きな利点は、交感神経遮断作用および体位性低血圧が起こらず、循環虚脱や痙攣の発生がないことである。局所麻酔薬では、Th1~L2の交感神経遮断の範囲により低血圧の程度が規定される。モルヒネでは1時間以内に早期呼吸抑制、3~6時間に最大となる晩期呼吸抑制が起こる。局所麻酔薬では頚部>胸部>腰部の順に換気能力が障害される。モルヒネの方が鎮静作用が強く、掻痒感が見られるが、局所麻酔薬ではいずれも少ない。モルヒネでも局麻薬でも尿閉は起こる。
[正解] (オ) [出典] 第28回麻酔指導医認定筆記試験:B6
| 【問題3】(外傷・出血・感染) CRPの上昇しない疾患はどれか? | 1) 心筋梗塞 4) 骨折 | 2) 細菌感染症 5) 外傷 | 3) ウイルス感染症 |
[解説] Caイオン存在下でC多糖体(肺炎球菌の菌体成分)と沈降反応を起こす糖蛋白で、ヒトにおける急性相反応物質であり、炎症刺激後6~12時間で増加する。疾患特異性はなく、炎症の有無の指標となる。感染症(ウイルスは除く)、心筋梗塞、外傷、骨折などで上昇する。
[正解] 3 [出典] 救急認定医診療指診P70
| ■ これって常識? ■ スワンガンツカテーテルによる心不全の評価は,Forresterの分類を用いよ! |
1)心不全の評価は3つの面から行われる.第1に心エコーによる評価,第2にスワンガンツカテーテルによる血行動態的な評価,第3にカテコラミンやANP,BNPなどの神経体液性因子による評価である.
2)心筋梗塞に伴う心不全の評価としてKillip分類とForresterの分類があるが,後者は一般の心不全にも応用されている.肺動脈楔入圧18mmHgと心係数2.2 l/min/m2にて4群に分け,病態と治療方針を決定する.
3)すべての心不全にスワンガンツカテーテルによる評価は必要ではないが,心機能低下例や病態が複雑な場合は有効である.
[出典] 知っているつもりの内科レジデントの常識非常識 第3章 378の常識 循環器編

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