選択的消化管除菌が多臓器不全に与える効果:無作為対照試験の系統的レビュー
Impact of selective decontamination of the digestive tract on multiple organ dysfunction syndrome: Systematic review of randomized controlled trials
Critical Care Medicine: May 2010 - Volume 38 - Issue 5 - pp 1370-1376
・消化管の選択的除菌(SDD)が多臓器不全に与える影響を調べた。
・データソースは、MEDLINE、EMBASE)、CRCT、これまでのメタアナリシスと学会予稿集。非経口投与の有無にかかわらず消化管の選択的な除菌のために抗生物質を経口あるいは経腸的に投与した場合と、対照群ではプラセボか標準的治療を比較しているすべての無作為試験を含めた。多臓器不全がICU滞在中に発現している患者数と、全体的な死亡率と多臓器不全関連の死亡率を調査した。1270人の患者を含む7つの無作為試験を確認した。
・多臓器不全は、消化管の選択的除菌群(SDD群)637人のうち132人(20.7%)で、対照群633人のうち219人(34.6%)で見つかった(確率比率、0.50;95%信頼区間(0.34-0.74;p<0.001)。全死亡率は、SDD群で119/637(18.7%)に対し、対照群では145/633(22.9%)であり、死亡率低下は有意ではなかった(確率比率、0.82;95%信頼区間(0.51-1.32;p =0.41)。472人の患者を含む5研究において、多臓器機能障害関連の死亡率は、SDD群で31/239人(13%)、対照群で37/233(15.9%)であった(確率比率、0.84;95%信頼区間(0.48-1.41;p = 0.54)。
・SDDにより、多臓器不全患者数は減少する。少サンプル数のため死亡率は有意には減少しなかったのだろう。
Critical Care Medicine: May 2010 - Volume 38 - Issue 5 - pp 1370-1376
・消化管の選択的除菌(SDD)が多臓器不全に与える影響を調べた。
・データソースは、MEDLINE、EMBASE)、CRCT、これまでのメタアナリシスと学会予稿集。非経口投与の有無にかかわらず消化管の選択的な除菌のために抗生物質を経口あるいは経腸的に投与した場合と、対照群ではプラセボか標準的治療を比較しているすべての無作為試験を含めた。多臓器不全がICU滞在中に発現している患者数と、全体的な死亡率と多臓器不全関連の死亡率を調査した。1270人の患者を含む7つの無作為試験を確認した。
・多臓器不全は、消化管の選択的除菌群(SDD群)637人のうち132人(20.7%)で、対照群633人のうち219人(34.6%)で見つかった(確率比率、0.50;95%信頼区間(0.34-0.74;p<0.001)。全死亡率は、SDD群で119/637(18.7%)に対し、対照群では145/633(22.9%)であり、死亡率低下は有意ではなかった(確率比率、0.82;95%信頼区間(0.51-1.32;p =0.41)。472人の患者を含む5研究において、多臓器機能障害関連の死亡率は、SDD群で31/239人(13%)、対照群で37/233(15.9%)であった(確率比率、0.84;95%信頼区間(0.48-1.41;p = 0.54)。
・SDDにより、多臓器不全患者数は減少する。少サンプル数のため死亡率は有意には減少しなかったのだろう。

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