心臓手術患者で手動過膨脹は機能的残気量の減少をある程度防止する - 無作為対照試験
Manual hyperinflation partly prevents reductions of functional residual capacity in cardiac surgical patients - a randomized controlled trial
Critical Care 2011, 15:R187 Published:2011-08-05
・心臓手術は、術後の機能的残気量(FRC)低下と関係している。手動の過膨張(MH)は、気道の詰まりを防ぎ、術後のFRC減少を防止できる可能性がある。本研究では、心臓手術患者の術後FRCに及ぼすMHの効果を調査した。
・待機的冠状動脈バイパス移植術や弁手術後に、大学病院ICUに入室した患者の無作為対照試験である。患者は無作為に、MH励行群(MHはICU入室30分以内とその後6時間毎、抜管前に実行された)または対照群(人工呼吸に支障があるような大きな気道に痰が聴取されるか、SpO2が92%以下に低下した場合にのみMHを実行した)に割付けされた。一次エンドポイントは、心臓手術の前日から抜管後1、3、5日へのFRC低下であった。 二次エンドポイントは、SpO2(同様の時点での)と胸部X線写真上の無気肺(抜管3日後の時点での)を含む異常であった。
・患者100人が対象となった。MH励行群の患者は、術後第1病日に、FRCは術前値の71%まで低下したのに対し、対照群では57%まで低下した(P=0.002)。FRCの差は、時間とともに目立たなくなった;群間差は、5日目にはもはや統計的に有意でなくなった。SpO2に群間差はなかった。胸部X線は、MH励行群よりも対照群の方が多くの異常(無気肺のみ)を呈した(P=0.002)。
・MHは、心臓手術後の初日にFRC低下をある程度防止する。
Critical Care 2011, 15:R187 Published:2011-08-05
・心臓手術は、術後の機能的残気量(FRC)低下と関係している。手動の過膨張(MH)は、気道の詰まりを防ぎ、術後のFRC減少を防止できる可能性がある。本研究では、心臓手術患者の術後FRCに及ぼすMHの効果を調査した。
・待機的冠状動脈バイパス移植術や弁手術後に、大学病院ICUに入室した患者の無作為対照試験である。患者は無作為に、MH励行群(MHはICU入室30分以内とその後6時間毎、抜管前に実行された)または対照群(人工呼吸に支障があるような大きな気道に痰が聴取されるか、SpO2が92%以下に低下した場合にのみMHを実行した)に割付けされた。一次エンドポイントは、心臓手術の前日から抜管後1、3、5日へのFRC低下であった。 二次エンドポイントは、SpO2(同様の時点での)と胸部X線写真上の無気肺(抜管3日後の時点での)を含む異常であった。
・患者100人が対象となった。MH励行群の患者は、術後第1病日に、FRCは術前値の71%まで低下したのに対し、対照群では57%まで低下した(P=0.002)。FRCの差は、時間とともに目立たなくなった;群間差は、5日目にはもはや統計的に有意でなくなった。SpO2に群間差はなかった。胸部X線は、MH励行群よりも対照群の方が多くの異常(無気肺のみ)を呈した(P=0.002)。
・MHは、心臓手術後の初日にFRC低下をある程度防止する。

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