■臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題■ 2011-08-11
| 【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。 | (1) (a__________) : 加速度計測 (2) (o________) (p_______) : 手術体位 (3) (p________) (b____) : 保存血[液] (4) (e____________) : 喀出 (5) (a_____) (p_______) : 心房圧 |
[解答]
| (1)accelometry | (2)operative position |
| (3)preserved blood | (4)expectoration |
| (5)atrial pressure |
[出典] 麻酔科学用語集 第3版
| 【問題2】(体液・電解質) カルシウム濃度の恒常性維持に働いている臓器はどれか? | ||||
| 1) 心臓 | 2) 肝臓 | 3) 脾臓 | 4) 胃 | 5) 腎臓 |
[解説] カルシウム濃度の恒常性維持に働いている臓器は腸、腎臓、骨である。調節は、副甲状腺ホルモン(PTH)、ビタミンD、カルシトニンの3つが主として行なうが、PTHが最も重要な役割を果たす。PTHの作用:骨からのCa++動員と、腎、腸からの再吸収を促進.腎での活性型のビタミンD3を増加させる。ビタミンDの作用:腸管からのCa++吸収を促進.PTHの作用促進.カルシトニンの作用:骨へのCa++吸収を増加させることにより、血清カルシウムを低下させる。血清カルシウム濃度が正常範囲ではカルシトニンのカルシウム低下作用はない。「高カルシウム血症の予防」が生理的作用と考えられる。カルシウム代謝においてはPTHが主な調節因子であり、カルシトニンはあまり大きな働きはしていない。
[正解] 5 [出典] クリティカル記憶術1P207
| 【問題3】(心疾患患者への注意) 周術期の心筋梗塞について正しい記述はどれか。 | ア:心筋梗塞既往があると周術期に心筋梗塞を起こす率が高い。 イ:周術期の心筋梗塞の25%は症状を伴わない。 ウ:冠動脈バイパス手術を受けた患者が周術期に心筋梗塞を起こす率は正常人と同様である。 エ:周術期の再梗塞の死亡率は10%以下である。 |
[解説] 心筋梗塞の既往があると、周術期に再梗塞を起こす率が高く、その死亡率は50-70%と高い。心筋梗塞を起こしてから、特に6カ月以内はリスクが高い。冠動脈バイパス手術に成功した患者では正常人と同様になると報告されている。しかし、冠動脈バイパス手術そのものの合併症や死亡率を考慮すると、冠動脈バイパス手術による総合的な死亡率の低下については、疑問がもたれている。周術期心筋梗塞の多くは無症候性である。心機能低下の症例では、再梗塞を起こす率が高い。
[正解] (ア)、(ウ) [出典] 麻酔科クリニカル問題集
| 【問題4】(心臓・血管) Forrester分類で臨床症状からは末梢循環不全のみ認めるサブセットはどれか? | ||||
| 1) �度 | 2) �度 | 3) �度 | 4) �度 | 5) �度 |
[解説] Forrester分類は心係数と肺動脈楔入圧から4つのサブセットに分類されるが、心係数<2.2では末梢循環不全(ショック)が認められ、肺動脈楔入圧>18では肺鬱血が認められる。サブセット1は正常、サブセット2は肺鬱血、サブセット3は末梢循環不全、サブセット4では末梢循環不全と肺鬱血(心原性ショック)を認める。
[正解] 1 [出典] 内科レジデント実践マニュアルP24

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