「Kドライブ」は便利だ!

 以前は、USBメモリを持ち歩いていて、数ヶ月に一度くらいは、PCから外すのを忘れて出勤・退勤して仕事が継続できなかったり、小さいが故に行方知れずになって見たりすることがしばしばあった。が、ここ数ヶ月は、「Kドライブ」を利用している。いわゆる「オンラインストレージ」と呼ばれるインターネット上のサービスだ。

 同様のサービスとしては、昔から「Yahoo! ブリーフケース」とか、「GMail Drive」などが利用でき、しばらく使ったことはあったが、今ひとつ使い勝手がよくなかったため、だんだんと利用しなくなってしまった。

 その後、数年前から海外の「SugarSync」や「Dropbox」などが、「オンラインストレージ」サービスとして有名になったが、近年は、日本製のストレージも増えてきた。いろんなサービスが乱立する中で、たまたま Kingsoft Office 2010 の体験版を使用する過程で「Kドライブ」の存在を知ったのである。

  「オンラインストレージ」の便利な点は、インターネットにつながっているコンピュータさえあれば、どこからでもアクセス可能な点である。グループ間でのファイルが共有できたり、重要なファイルのバックアップ場所としても利用できる。個人的には、現在は、まったくの「USBメモリの代わり~持って歩かないUSBメモリ」として利用している。

 USBメモリは便利だが、大容量がゆえに何でもかんでも放り込んでしまいがちだ。そして、ある日突然、「どこにも見当らない~!!」、「落とした~!!」、「失くした~!!」、「壊れた~!!」で悲惨な目に合うことになる。オンラインストレージは、インターネットにつながっているPCでありさえすれば、USBメモリの代わりとして利用することができるが、そういった物理的な「USBメモリの悲惨な点」がほとんどない。

 以下のサイトで各種のサービスが比較されている。
http://freesoft-100.com/web/onlinestrage.html

 他のサービスをいろいろと試してみたわけではないので、「Kドライブ」を特に勧める理由はないのだが、いくつか良さそうな点を記しておくので参考までに。

・実際に運用するまでに日本語だけ理解できればOK
・2GBまでは無料で、広告とか一切なし
・Kingsoft Office を使えば、Officeファイルはダイレクトに保存可能
・ファイル保存期間は無期限
・クライアントソフトを導入すれば、ほぼ完全な仮想ドライブ(ドライブレターは [X:])として扱うことができ、アップロードとかダウンロードなどの概念はなくても利用可能
・Android端末でドキュメントの閲覧も可能

「Kドライブ」を使って見ようと思う方は以下へ
http://www.kdrive.jp/static/product/index.html

 具体的には、まず「新規登録」からオンラインスペースを確保する。これだけで、インターネット上に2Gのスペースが使用できるようになり、コンピュータ上のファイルをアップロードしたりダウンロードしたりできるようになる。

 次に、自分がいつも利用している、病院の自分用のPCと、自宅のPCに「KDriveクライアントソフト」をインストールしてログインする。後は、「KDrive」をUSBメモリだと思って使えばよい。

 サーバー上のストレージスペースと、病院のPCの「KDrive」と自宅PCの「KDrive」が常に自分の知らないところで、同期してくれる。つまり通常は、3箇所に同じ内容が保存されることになるので、自宅のPCがもしもいきなりダウンしても、サーバー上と病院PCにはバックアップが存在することになる。

 ただし、ファイルを編集保存して、すぐにPCをシャットダウンしてしまっては、同期を行なう時間的余裕がないので、マニュアル同期を行なってからシャットダウンするか、PC自体の「電源オプション」を「10分後に スタンバイ 状態に」落ちるように設定しておけばよい。

 少なくとも、ここ数ヶ月使っていて「この点が今ひとつ!」と思う点が今のところない。 「何も持って歩かない。」これが一番楽チンで安全! 落とさない、壊さない、忘れない。

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