■臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題■ 2011-09-09
| 【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。 | (1) (t________) : 頻呼吸 (2) (c____________) (f____) : 脳脊髄液/髄液 (3) (e________) (e_________) : 覚醒時興奮 (4) (__________y) : 熱量測定[法] (5) (c________) (s______) : 異化ステロイド |
[解答]
| (1)tachypnea | (2)cerebrospinal fluid |
| (3)emergence excitement | (4)calorimetry |
| (5)catabolic steroid |
[出典] 麻酔科学用語集 第3版
| 【問題2】(心臓・血管) ( )の解離性大動脈瘤では、破裂による大出血をきたしうる。 | 1) すべての部位 3) Stanford B型 5) DeBakey �型 | 2) Stanford A型 4) DeBakey �型 |
[解説] 解離性大動脈瘤:大動脈中膜の変性(動脈硬化)、嚢胞状中膜壊死(Marfan症侯群)により中膜が内外2層に解離した状態であり、50~70歳の男性に好発する。突然死をきたすためその診断と処置は緊急を要し、診断がつき次第その病型にかかわらず降圧療法を行いつつ手術のできる施設に収容せねばならない。
■突然死をきたす病態:(1)破裂による大出血 (2)心タンポナーデ (3)急性心筋梗塞 (4)大動脈弁閉鎖不全 (1)はすべての部位の解離性大動脈瘤に起こり得る。(2)~(4)は上行大動脈に解離がある場合(StanfordA型)に合併し得る。
[正解] 1 [出典] クリティカル記憶術2P328
| 【問題3】(心臓・血管) 虚血性心疾患について正しいのはどれか? | ア:安静時の冠血流量は正常成人の心拍出量の4~5%にあたる。 イ:タリウムが遅れて再分布する領域は虚血の可能性が高い。タリウムシンチで血流の全く見られない領域は梗塞を起こした心筋を示している。 ウ:周術期の心筋虚血のイベント発生率が20%以下の手術は中等度リスク手術に分類される。 エ:冠灌流圧は、拡張期圧の低下、左室肥大、左室拡張終期圧の上昇により減少する。 オ:虚血性心疾患患者の麻酔導入にケタミンは適している。 |
[解説] ア:○:安静時の冠動脈血流量は225ml/minで、これは正常成人の心拍出量の4~5%にあたる。
イ:○:タリウムが遅れて再分布する領域は虚血の可能性が高い。
ウ:×:周術期の心筋虚血のイベント発生率が5%以上の手術は高リスク手術に分類される。5%以下の手術は中等度リスク手術に、1%以下の手術は低リスク手術に分類されている。
エ:○:冠灌流圧は、拡張期圧の低下、左室肥大、左室拡張終期圧の上昇により減少する。
オ:×:虚血性心疾患患者の麻酔導入にはケタミンは高血圧や頻拍をきたすので避ける。
[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p237-242
| 【問題4】(呼吸) 急性呼吸不全を呈し、胸部X線写真で明らかな異常陰影のないとき何を考えるか? | 1) ARDS 3) 誤嚥性肺炎 5) 急性肺水腫 | 2) 急性肺血栓塞栓症 4) カリニ肺炎 |
[解説] 急性呼吸不全を呈し、胸部X線写真で明らかな異常陰影のないときには急性肺血栓塞栓症を考えるべきである。とくに、発症前のエピソードとして、血管造影後、長期臥床などがあれば疑いは濃厚である。
[正解] 2 [出典]

この記事へのコメント