電子麻酔記録導入奮闘記 その8

■2009年8月11日:手術室内で使ってみた

 paperChart を入れたネットブックPCを手術室内に持ち込んで、実際に薬液や輸液剤、麻酔の開始終了、手術開始終了、などを入力してみた。特に支障なくできた。麻酔器の上に置いて使用しても、それほど邪魔にならず、またカスタマイズのお陰で、ボタンなど十分な大きさなので、やはり12インチのノートPCというのは、よい選択だったと実感!

 まだ、院内LANとは繋がれていないし、モニターとの接続ケーブルも届いていないので、あくまでバイタルサインの印はは内臓デモの値であり、シミュレーションの段階である。気管挿管の記号や薬剤、輸液剤などが入力したものだ。

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■ 印刷書式のカスタマイズ

 「麻酔チャート」と「麻酔サマリ」印刷用スクリーンのカスタマイズを行った。

・オリジナルは、Anesthesia Record と英語表記だが、日本語表記に変えた。
・ チャートを見たときに、どの記号が何を表しているのかは。paperChartを操作している人間には分かるが、paperChart を触ったことがない人には分からないので、現行の麻酔記録と同様に、やはり記号の凡例はどこかに記載しておかないといけないだろう。ということで、記号の凡例を追記した。
・また麻酔サマリのページは、項目ごとの仕分けを行ない見やすいように罫線を引いた。
・病院名を追加したりと・・・。

【オリジナル】
<麻酔チャート>
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<麻酔サマリ>
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【カスタマイズ後】
<麻酔チャート>
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<麻酔サマリ>
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つづく

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