日帰り前十字靭帯修復術後の短時間滞在と良好な鎮痛:COX-2 vs グルココルチコイド vs 併用
Short stay and less pain after ambulatory anterior cruciate ligament (ACL) repair: COX-2 inhibitor versus glucocorticoid versus both combined
Acta Anaesthesiologica Scandinavica Article first published online: 21 NOV 2011
・COX-2阻害薬やグルココルチコイドは整形外科手術後の効果的な鎮痛薬であることが、多くの研究で証明されてきた。本研究では、日帰り前十字靭帯(ACL)手術で、パラセタモール、局所麻酔、クライオカフに加えて、これらの2薬剤を併用した場合、それぞれ単独の場合よりも効果的かどうか評価しようとした。
・二重盲検デザインで、全身麻酔下に日帰りACL修復術予定の89人の成人患者を、3群に無作為割付けした:COXIB群(n=30)は、手術1時間前に、パレコキシブ 40mg の静注か、エトリコキシブ 120mg を経口で投与された。STEROID群(n=30)はデキサメタゾン 8mg を静注投与し、組合せ群(COMBI群、n=29)では両方とも投与された。
・24時間の時点で、COMBI群では、COXIB群(P=0.04)およびSTEROID群(P=0.035)の両群と比較して、安静時(2.1±1.3)(平均±標準偏差)と運動時(4.2±2.5)で有意にVAS(0~10cm)スコアが低かった。24時間の時点でのレスキュー・オピオイドの累積使用量(5.2±4,5 mgモルヒネ)は、他群と比較して有意に低かった(P=0.02)。退院までの平均時間は、全群でおよそ3時間であった。 麻酔後回復室(PACU)でのペインスコア、24時間と7日後の関節可動性と全体的な満足度は、群間で同程度であった。
・COX-2阻害剤またはデキサメタゾンだけの場合と比較して、COX-2阻害剤とデキサメタゾンを併用すると、外来ACL手術を受ける患者で、術後24時間の時点で鎮痛が良好であるという結果になった。専用の多モード鎮痛処方によって、大部分のACL患者は、3時間以内に退院できるであろう。
[!]:クライオカフ:手軽にアイシングと圧迫を行える低温カフのこと
Acta Anaesthesiologica Scandinavica Article first published online: 21 NOV 2011
・二重盲検デザインで、全身麻酔下に日帰りACL修復術予定の89人の成人患者を、3群に無作為割付けした:COXIB群(n=30)は、手術1時間前に、パレコキシブ 40mg の静注か、エトリコキシブ 120mg を経口で投与された。STEROID群(n=30)はデキサメタゾン 8mg を静注投与し、組合せ群(COMBI群、n=29)では両方とも投与された。
・24時間の時点で、COMBI群では、COXIB群(P=0.04)およびSTEROID群(P=0.035)の両群と比較して、安静時(2.1±1.3)(平均±標準偏差)と運動時(4.2±2.5)で有意にVAS(0~10cm)スコアが低かった。24時間の時点でのレスキュー・オピオイドの累積使用量(5.2±4,5 mgモルヒネ)は、他群と比較して有意に低かった(P=0.02)。退院までの平均時間は、全群でおよそ3時間であった。 麻酔後回復室(PACU)でのペインスコア、24時間と7日後の関節可動性と全体的な満足度は、群間で同程度であった。
・COX-2阻害剤またはデキサメタゾンだけの場合と比較して、COX-2阻害剤とデキサメタゾンを併用すると、外来ACL手術を受ける患者で、術後24時間の時点で鎮痛が良好であるという結果になった。専用の多モード鎮痛処方によって、大部分のACL患者は、3時間以内に退院できるであろう。
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