血管外科患者の術前のBNPによるリスク層化に及ぼす臨床的危険因子の影響
The influence of clinical risk factors on pre-operative B-type natriuretic peptide risk stratification of vascular surgical patients
Anaesthesia first published online: 8 NOV 2011
術前のB-タイプ・ナトリウム利尿ペプチド(BNP)の優れた予測能力を報告する研究によって、修正 cardiac risk index のリスク層化の役割は、最近疑問を呈されてきている。我々は、まず最初にリスクをBNPを使って層化した850人の血管外科患者で、修正cardiac risk index の危険因子数で再分類すると、リスク層化を悪化させたことを見出した(>0、>2、>3、>4危険因子でp<0.05、>1危険因子で p=0.23)。術前のBNPで評価すると、修正cardiac risk index risk のいずれの危険因子も血管患者の大きな心臓有害事象の独立予測因子ではなかった。唯一の独立予測因子は、BNPによる層化(中リスク群で OR 5.1、95%CI 1.8-15、高リスク群で OR 25、95%CI 8.7-70)であった。修正cardiac risk index で扱っている臨床危険因子では、BNPに基づくリスク層化モデルを改善することはできない。
[!]:新しい検査値の方が、古典的な臨床指標よりもパフォーマンスが優れているのか。これは十分ありうることだ。
Anaesthesia first published online: 8 NOV 2011
術前のB-タイプ・ナトリウム利尿ペプチド(BNP)の優れた予測能力を報告する研究によって、修正 cardiac risk index のリスク層化の役割は、最近疑問を呈されてきている。我々は、まず最初にリスクをBNPを使って層化した850人の血管外科患者で、修正cardiac risk index の危険因子数で再分類すると、リスク層化を悪化させたことを見出した(>0、>2、>3、>4危険因子でp<0.05、>1危険因子で p=0.23)。術前のBNPで評価すると、修正cardiac risk index risk のいずれの危険因子も血管患者の大きな心臓有害事象の独立予測因子ではなかった。唯一の独立予測因子は、BNPによる層化(中リスク群で OR 5.1、95%CI 1.8-15、高リスク群で OR 25、95%CI 8.7-70)であった。修正cardiac risk index で扱っている臨床危険因子では、BNPに基づくリスク層化モデルを改善することはできない。
[!]:新しい検査値の方が、古典的な臨床指標よりもパフォーマンスが優れているのか。これは十分ありうることだ。
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