麻酔科術前診察システムの紹介 その1
これは、当院の「麻酔科術前診察システム」で、麻酔法に「脊椎麻酔」を選択した場合に出力される、患者説明用の「麻酔説明書」である。実際にコンピュータから出力を行った場合には、該当患者名が印刷される。
以前に紹介した、アボット・ジャパン提供の術前の麻酔説明のためのパンフレット「麻酔を受けられる方へ」から、イラストを拝借して作成したものだ。
「麻酔科術前診察システム」を導入する前は、上記のパンフレットのイラストをやはり拝借して、どんな麻酔パターンでも対応できる、以下のような「麻酔説明書」を使用していた。
患者名を記入して、麻酔法に対応するアルファベット「A」~「S」のいずれかに○をして、その隣に記してある、数字の順番にイラストを指し示しながら、麻酔の方法を説明していくのである。なかなかのアイデアでしょ!?1枚の紙面で、いろいろな麻酔パターンに対応できるものでした。
ただ、1枚に集約してしまったために、特定の患者さんにとってみれば、関係のないイラストもあるわけで、お年寄りなどは、丸数字の順番にイラストを追っていくことさえ困難なこともあるという点が難点でした。
この麻酔説明書とは別に、当初は、前述のパンフレット「麻酔を受けられる方へ」を、アボットさんに大量に融通してもらって、麻酔科外来に置いて、「興味のある方はお持ち帰りください。」といった形で配布していた。
しかし、多くの患者さんは実際には手術のことで頭がいっぱいで、麻酔の事になど興味を持てるほどの心の余裕はないのだということが分かって、「麻酔の説明は、分かりやすく! なおかつ、必要最小限に!」をモットーにして、麻酔法ごとに別の「麻酔説明書」を作成することにしたのである。
つづく
以前に紹介した、アボット・ジャパン提供の術前の麻酔説明のためのパンフレット「麻酔を受けられる方へ」から、イラストを拝借して作成したものだ。
「麻酔科術前診察システム」を導入する前は、上記のパンフレットのイラストをやはり拝借して、どんな麻酔パターンでも対応できる、以下のような「麻酔説明書」を使用していた。
患者名を記入して、麻酔法に対応するアルファベット「A」~「S」のいずれかに○をして、その隣に記してある、数字の順番にイラストを指し示しながら、麻酔の方法を説明していくのである。なかなかのアイデアでしょ!?1枚の紙面で、いろいろな麻酔パターンに対応できるものでした。
ただ、1枚に集約してしまったために、特定の患者さんにとってみれば、関係のないイラストもあるわけで、お年寄りなどは、丸数字の順番にイラストを追っていくことさえ困難なこともあるという点が難点でした。
この麻酔説明書とは別に、当初は、前述のパンフレット「麻酔を受けられる方へ」を、アボットさんに大量に融通してもらって、麻酔科外来に置いて、「興味のある方はお持ち帰りください。」といった形で配布していた。
しかし、多くの患者さんは実際には手術のことで頭がいっぱいで、麻酔の事になど興味を持てるほどの心の余裕はないのだということが分かって、「麻酔の説明は、分かりやすく! なおかつ、必要最小限に!」をモットーにして、麻酔法ごとに別の「麻酔説明書」を作成することにしたのである。
つづく
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