帝王切開分娩中と術後の嘔気嘔吐予防にメトクロプラミド:系統的レビューとメタ分析
Metoclopramide for nausea and vomiting prophylaxis during and after Caesarean delivery: a systematic review and meta-analysis
Br. J. Anaesth. First published online: February 3, 2012
・脊柱管麻酔下で行われる帝王切開分娩(CD)の最中と術後には嘔気嘔吐がよく発生する。メトクロプラミドは妊婦で安全であると報告されている蠕動運動促進薬である。本メタ分析では、脊柱管麻酔下でCDを受ける患者で、メトクロプラミドの術中術後の嘔気嘔吐(IONVとPONV)予防効果を評価した。
・我々は、脊柱管麻酔下でCDを受けた女性で、メトクロプラミドと偽薬を比較した無作為対照試験に関して、MEDLINE (1966-2011)、 Cochrane Central Register of Controlled Trials, EMBASE (1947-2011)、Google scholar と CINAHL で文献検索を実施した。
・702 人の患者を含む 11 研究が分析対象となった。 ION と IOV の発生率は、メトクロプラミド(10mg)の投与が、ブロック留置前の場合[それぞれ 相対リスク (RR) (95% 信頼区間、95% CI)=0.27 (0.16, 0.45) と 0.14 (0.03, 0.56)] 、あるいは分娩後に投与された場合[それぞれ、RR(95% CI)=0.38(0.20, 0.75)と 0.34(0.18, 0.66)].で有意に減少したという結果であった。早期(0-3 あるいは 0-4 時間)[それぞれRR(95% CI)=0.47(0.26, 0.87)と 0.45(0.21, 0.93)] および全体(0-24 あるいは 3-24時間)[(RR 0.69; 95% CI 0.52, 0.92)]での PON と POV の発生率もメトクロプラミドで低下した。錐体外路副作用が報告された患者はいなかった。
・結論として、本レビューでは、IONV と PONV の予防として、メトクロプラミドは効果的で安全であることが示唆される。研究の質と脊柱管内オピオイドがめったに使用されていないことを考慮すると、これらの結果は、現行の診療においては注意して解釈されるべきであり、これらの知見を確定するには、さらなる研究が必要である。
[!]:脊柱管内オピオイドを使用した場合にも有効であるという確証はないが、使わないより使った方が確実にPONV発生頻度が低下するのであれば、当然使うべきだよね。
Br. J. Anaesth. First published online: February 3, 2012
・脊柱管麻酔下で行われる帝王切開分娩(CD)の最中と術後には嘔気嘔吐がよく発生する。メトクロプラミドは妊婦で安全であると報告されている蠕動運動促進薬である。本メタ分析では、脊柱管麻酔下でCDを受ける患者で、メトクロプラミドの術中術後の嘔気嘔吐(IONVとPONV)予防効果を評価した。
・我々は、脊柱管麻酔下でCDを受けた女性で、メトクロプラミドと偽薬を比較した無作為対照試験に関して、MEDLINE (1966-2011)、 Cochrane Central Register of Controlled Trials, EMBASE (1947-2011)、Google scholar と CINAHL で文献検索を実施した。
・702 人の患者を含む 11 研究が分析対象となった。 ION と IOV の発生率は、メトクロプラミド(10mg)の投与が、ブロック留置前の場合[それぞれ 相対リスク (RR) (95% 信頼区間、95% CI)=0.27 (0.16, 0.45) と 0.14 (0.03, 0.56)] 、あるいは分娩後に投与された場合[それぞれ、RR(95% CI)=0.38(0.20, 0.75)と 0.34(0.18, 0.66)].で有意に減少したという結果であった。早期(0-3 あるいは 0-4 時間)[それぞれRR(95% CI)=0.47(0.26, 0.87)と 0.45(0.21, 0.93)] および全体(0-24 あるいは 3-24時間)[(RR 0.69; 95% CI 0.52, 0.92)]での PON と POV の発生率もメトクロプラミドで低下した。錐体外路副作用が報告された患者はいなかった。
・結論として、本レビューでは、IONV と PONV の予防として、メトクロプラミドは効果的で安全であることが示唆される。研究の質と脊柱管内オピオイドがめったに使用されていないことを考慮すると、これらの結果は、現行の診療においては注意して解釈されるべきであり、これらの知見を確定するには、さらなる研究が必要である。
[!]:脊柱管内オピオイドを使用した場合にも有効であるという確証はないが、使わないより使った方が確実にPONV発生頻度が低下するのであれば、当然使うべきだよね。
この記事へのコメント