人工心肺下に大動脈弁置換術を受ける患者で、ウリナスタチン投与が心筋と腎傷害に及ぼす効果
Effects of ulinastatin treatment on myocardial and renal injury in patients undergoing aortic valve replacement with cardiopulmonary bypass
Korean J Anesthesiol. 2012 Feb;62(2):148-153.
・人工心肺を使用した大動脈弁置換手術を受ける患者で、高用量のウリナスタチンが心筋と腎機能に及ぼす保護効果を調査した。
・60人の患者を無作為にウリナスタチン群(n=30)か、対照群(n=30)に割り当てた。ウリナスタチン群では麻酔導入後に、ウリナスタチン(300000単位)を投与し、CPBポンプのプライミング液にウリナスタチン(400000単位)を追加、さらにウリナスタチン(300000単位)をCPB離脱後に投与した。対照群では、同量の生食を同じ時点で投与した。CPK-MB 値を手術前日と術後第 1日と第 2 日(POD 1、2)に評価した。血清クレアチニンとシスタチン C 濃度を手術前日と、ICU 到着時、POD 1・2 に評価した。血漿好中球ゼラチナーゼ関連リポカリン(NGAL)を麻酔導入前、 ICU 到着時、POD 1 に評価した。
・研究期間中のどの時点においても、両群間で、CPK-MB と腎傷害バイオマーカーの血漿濃度に有意な差は観察されなかった。
・ウリナスタチンは大動脈弁置換術を受ける患者で CPB 後に心臓や腎臓に対する保護効果を示さなかった。
[!]:いつごろまでだったろうか、昔は、「人工心肺は人為的ショック」だからと言うことで、人工心肺中にソルメドロールとウリナスタチンを 30万単位ルーチン投与していた時期があったが、今はしていない。
Korean J Anesthesiol. 2012 Feb;62(2):148-153.
・人工心肺を使用した大動脈弁置換手術を受ける患者で、高用量のウリナスタチンが心筋と腎機能に及ぼす保護効果を調査した。
・60人の患者を無作為にウリナスタチン群(n=30)か、対照群(n=30)に割り当てた。ウリナスタチン群では麻酔導入後に、ウリナスタチン(300000単位)を投与し、CPBポンプのプライミング液にウリナスタチン(400000単位)を追加、さらにウリナスタチン(300000単位)をCPB離脱後に投与した。対照群では、同量の生食を同じ時点で投与した。CPK-MB 値を手術前日と術後第 1日と第 2 日(POD 1、2)に評価した。血清クレアチニンとシスタチン C 濃度を手術前日と、ICU 到着時、POD 1・2 に評価した。血漿好中球ゼラチナーゼ関連リポカリン(NGAL)を麻酔導入前、 ICU 到着時、POD 1 に評価した。
・研究期間中のどの時点においても、両群間で、CPK-MB と腎傷害バイオマーカーの血漿濃度に有意な差は観察されなかった。
・ウリナスタチンは大動脈弁置換術を受ける患者で CPB 後に心臓や腎臓に対する保護効果を示さなかった。
[!]:いつごろまでだったろうか、昔は、「人工心肺は人為的ショック」だからと言うことで、人工心肺中にソルメドロールとウリナスタチンを 30万単位ルーチン投与していた時期があったが、今はしていない。
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