喉頭鏡検査と病的肥満:「スニッフィング」と「ramped」体位の比較
Laryngoscopy and morbid obesity: a comparison of the "sniff" and "ramped" positions
Obes Surg. 2004 Oct;14(9):1171-5.
・喉頭鏡で展開中に得られる視野に及ぼす患者体位の影響を調査した。
・待機的肥満症治療手術を受ける病的肥満患者 60人を研究した。 患者は、2 群の 1つに無作為割付けされた。 1群では、患者の頭部の下に堅い 7cm のクッションを置いて、通常の「スニッフィング」体位とし、患者は仰臥位のままで後頭部を手術テーブルから標準的距離に持ち上げた。 2 群では、外耳孔と胸骨切痕が水平に位置するまで患者の上体と頭部の下にブランケットを敷いて、「ramped」体位とした。全身麻酔の導入後、ビデオ・マッキントッシュ喉頭鏡を使用して気管挿管を行なった。一連の喉頭展開と挿管操作をビデオテープに記録した。挿管時に患者がどの体位を取っていたかについて知らされていない、3 人の別の調査者が、その後、ビデオテープを見て、得られた最良の喉頭視野を数値分類した。
・「ramped」体位は、標準的な「スニッフィング」体位に比較して、喉頭視野が改善し、この差は統計的に有意であった(P=0.037)。
・病的肥満患者で直接喉頭鏡を使用する場合には、標準的な「スニッフィング」体位よりも、「ramped」体位が優れている。
[!]:肥満患者で、ramped 体位が優れていることを報告した最初の報告(?)
Obes Surg. 2004 Oct;14(9):1171-5.
・喉頭鏡で展開中に得られる視野に及ぼす患者体位の影響を調査した。
・待機的肥満症治療手術を受ける病的肥満患者 60人を研究した。 患者は、2 群の 1つに無作為割付けされた。 1群では、患者の頭部の下に堅い 7cm のクッションを置いて、通常の「スニッフィング」体位とし、患者は仰臥位のままで後頭部を手術テーブルから標準的距離に持ち上げた。 2 群では、外耳孔と胸骨切痕が水平に位置するまで患者の上体と頭部の下にブランケットを敷いて、「ramped」体位とした。全身麻酔の導入後、ビデオ・マッキントッシュ喉頭鏡を使用して気管挿管を行なった。一連の喉頭展開と挿管操作をビデオテープに記録した。挿管時に患者がどの体位を取っていたかについて知らされていない、3 人の別の調査者が、その後、ビデオテープを見て、得られた最良の喉頭視野を数値分類した。
・「ramped」体位は、標準的な「スニッフィング」体位に比較して、喉頭視野が改善し、この差は統計的に有意であった(P=0.037)。
・病的肥満患者で直接喉頭鏡を使用する場合には、標準的な「スニッフィング」体位よりも、「ramped」体位が優れている。
[!]:肥満患者で、ramped 体位が優れていることを報告した最初の報告(?)
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