人工心肺の状況でのカテーテルが原因の肺動脈破裂
Catheter-induced pulmonary artery rupture in the setting of cardiopulmonary bypass
Ann Thorac Surg 1993;56:585-589
肺動脈破裂は、フロー・ディレクティッド・カテーテルのめったにない合併症である。人工心肺はガス交換と出血のコントロールを行う機会を提供してくれるので、この状況での肺動脈破裂は、ICU やカテーテル室で起こる場合とは異なっている。30 例の発表された症例を集中的にレビューした。患者の 69 % は女性で、50% は弁疾患患者であった。症例の 93% では右肺動脈が損傷されていた。動脈破裂は、30 症例のうち 29 症例で、気道内出血を呈した。 6 人の患者では、カテーテル挿入後、手術開始前に予兆となる気道出血を認めた。予兆出血にもかかわらず手術を行った場合、4 人の患者のうち 3 人は死亡した。気道出血は人工心肺からの離脱中に発生るすることが最も多い(19例)。保存的に治療された患者では、 45% に再出血が認められたが、手術的に出血をコントロールした患者群では 0% であった(p=0.07)。3人の患者が手術室で死亡した。全体での死亡率は 41% であった。コントロール不能の出血が死亡の主原因である。保存的管理戦略は、二次的な、しばしば致死的な出血の高い発生頻度と関係している。肺切除は、出血をコントローするけれども、他の原因による死亡が問題である。これら管理上のジレンマを考慮する治療プロトコルが提案されている。
Ann Thorac Surg 1993;56:585-589
肺動脈破裂は、フロー・ディレクティッド・カテーテルのめったにない合併症である。人工心肺はガス交換と出血のコントロールを行う機会を提供してくれるので、この状況での肺動脈破裂は、ICU やカテーテル室で起こる場合とは異なっている。30 例の発表された症例を集中的にレビューした。患者の 69 % は女性で、50% は弁疾患患者であった。症例の 93% では右肺動脈が損傷されていた。動脈破裂は、30 症例のうち 29 症例で、気道内出血を呈した。 6 人の患者では、カテーテル挿入後、手術開始前に予兆となる気道出血を認めた。予兆出血にもかかわらず手術を行った場合、4 人の患者のうち 3 人は死亡した。気道出血は人工心肺からの離脱中に発生るすることが最も多い(19例)。保存的に治療された患者では、 45% に再出血が認められたが、手術的に出血をコントロールした患者群では 0% であった(p=0.07)。3人の患者が手術室で死亡した。全体での死亡率は 41% であった。コントロール不能の出血が死亡の主原因である。保存的管理戦略は、二次的な、しばしば致死的な出血の高い発生頻度と関係している。肺切除は、出血をコントローするけれども、他の原因による死亡が問題である。これら管理上のジレンマを考慮する治療プロトコルが提案されている。

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