当ブログの文献データベースとしての活用

 当ブログを開設するまでは、自分が目を通した英文抄録の日本語訳は、朝のカンファレンス用の PDF 形式のファイル(2-3個の記事をまとめたもの)と、「抄録集.txt」というファイル名のテキストファイルに保存していた。しかし、文献数が多くなってくると、なかなか検索することが困難になってきていた。とくに、複数のキーワードを設定して、絞り込むということができなかった。

 昔は「桐」という日本語データベース、その後、MS-ACCESS を少しかじったこともあるし、現在は、DB-Pro というデータベースソフトも使用しているので、それらのデータベースソフトに入れてしまえばよかったのかもしれないが、フィールドを定義したり、キーワードを設定したり、検索するのにも本文をターゲットにして特定にキーワードを入力して、さらに絞り込む時には、さらにキーワードを入力して・・・と、けっこう面倒なのだ。

 その点、現在は、そういった情報はすべてこのブログに記録しているので、当ブログの「サイト内検索」を使用して、ヤフー検索やグーグル検索と同様に複数のキーワードをスペースで区切って検索すると、以前に読んだことのある文献抄録にすぐに辿り着くことができる。
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 しかも、このブログ・データベースは、インターネットに接続された PC さえあれば、いつでもどこでも、入力も検索も可能であるという副次効果も持ち合わせている。

 また、この「サイト内検索」は、私だけではなくて、当ブログの訪問者であれば、誰でも検索できる点がすばらしいと思っている。もしも、私が、私個人の PC 上のデータベースソフトで管理していたならば、検索できるのは、私一人だけだが、ブログにしたことで誰でも検索できるようになった。

 最近、ブログ記事に<関連文献>という項目を追加するようにしているが、これも「サイト内検索」を利用して検索した結果をもとにして記述している。もしも、特定の英文抄録の記事を読んで、関連記事をさらに検索したい場合は、まずは「サイト内検索」を活用してみてください。関連記事が当ブログ内でも見つかるかもしれません。

 ぜひ、私が勤務しているような、スタッフ数が少なく、なかなか抄読会など開けない中規模病院で、週1回でも抄読会を開くための資料の一助としていただくことができれば、それに勝る喜びはありません。どうぞ、ご活用ください。

この記事へのコメント

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2012年08月02日 10:18
いつも勉強用、抄読会用に活用させてもらっております。ありがとうございます。

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