■臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題■ 2012-09-10




【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (__________a) : 感覚異常/知覚不全

(2) (a______) (s________) : 発痛物質

(3) (i__________) (b______) (p___) : 大動脈内バルーンポンプ

(4) (s______) (c______) : 表面冷却

(5) (d______) (b____________) : びまん性細気管支炎


[解答]
(1)dysesthesia(2)algesic substance
(3)intraaortic balloon pump(4)surface cooling
(5)diffuse bronchiolitis


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(血液) 輸血療法について正しいのはどれか?

ア:急性出血を晶質液で補正すると、酸素依存性臓器に血流が再分布する。

イ:新鮮凍結血漿-LR 2単位(FFP-LR-2)の容量は約240mLである。

ウ:新鮮凍結血漿-LRは、-10℃ 以下で貯蔵することになっている。

エ:赤血球濃厚液(RCC-LR)にはCPD液は含まれていない。

オ:新鮮凍結血漿-LRの有効期間は、採血後1年間である。


[解説] ア:○:急性出血を晶質液で補正すると、酸素依存性臓器(心臓、脳)に血流が再分布する。
イ:○:新鮮凍結血漿-LR 2単位(FFP-LR-2)の容量は約240mLである。以前は、FFP-1単位が80ml、2単位が160mlであったが、2007年8月からは、それぞれ1.5倍量の120ml、240mlとなっている。
ウ:×:新鮮凍結血漿-LRは、-20℃ 以下で貯蔵することになっている。
エ:×:赤血球濃厚液(RCC-LR)には少量のCPD液とMAP液が含まれている。CPD液の含量は新鮮凍結血漿の方が多い。
オ:○:新鮮凍結血漿-LRの有効期間は、採血後1年間である。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p33-39、各種血液製剤添付書





【問題3】(輸血) 次の凝固因子のうち、正常止血のために必要な活性レベルがもっとも高いのはどれか?
1) 第�因子
4) 第�因子
2) 第�因子
5) 第�因子
3) 第�因子


[解説] 正常の止血のためには、第�因子、第�因子、von Wilebrand因子は正常の30~40%程度の活性が必要であるが、他の因子は正常の20%程度の活性が存在していれば十分である。第�因子は内因性凝固経路に関係し、第�因子は共通経路に関係する。したがって、PT、aPTTともに延長している場合には、これらの凝固因子不足が疑われる。


[正解] 1 [出典] LiSA Vol3-No1-p30(1996)


【トラブル・シューティング】~麻酔緊急Vol.1p38

(術中管理)『点滴が取れずにとにかく大急ぎで緊急帝王切開を施行しなくてはならない時』

体重81kgの肥満妊婦の分娩が停止し、緊急帝王切開になった。点滴があればクラッシュ導入するところだが、点滴が確保できない。肥満妊婦の88%は胃内容≧25ml、pH≦2.5で胃内容貯溜時間が長く誤嚥の可能性が高い。切迫した状況であり、誤嚥の可能性を説明した上で、セボフレン5%+純酸素によるsingleーbreath vital capacity導入を行い、娩出後に静脈確保→急速導入した。誤嚥はおこらなかった。セボフレンは気道刺激性が低く、深呼吸を促しても息こらえなどがほとんどなく入眠までの時間を短くすることが可能である。



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