■臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題■ 2012-11-30
【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。 | (1) (b____) (b___) (t__________) : 基礎体温 (2) (i__________) : 吸気/吸息 (3) (s_____) (t__) : 脊髄くも膜下穿刺 (4) (__________n) : 介在ニューロン (5) (b____) (c__________) (f_____) : 血液凝固因子 |
[解答]
(1)basal body temperature | (2)inspiration |
(3)spinal tap | (4)interneuron |
(5)blood coagulation factor |
[出典] 麻酔科学用語集 第3版
【問題2】(呼吸) 新生児の肺活量は体重あたりどれくらいか? | 1) 50ml/kg 3) 35ml/kg 5) 70ml/kg | 2) 25ml/kg 4) 90ml/kg |
[解説] 新生児の肺活量は体重あたりにすると成人の半分しかない。成人の肺活量=70ml/kg、新生児の肺活量=35ml/kg
[正解] 3 [出典] クリティカル記憶術1P264
■ これって常識? ■ パーキンソン病の4大主徴は,○1固縮(rigidity),○2振戦(tremor),○3運動減少(hypokinesia),無動(akinesia),○4姿勢反射障害(disturbance of postural reflex) |
1)パーキンソン病の振戦は,丸薬まるめ様振戦とも形容される安静時振戦が特徴である.この安静時振戦の有無が,脳血管性パーキンソニズムとの鑑別点のひとつとなる.
2)歩行時の腕振りの欠如も特徴であるが,起立姿勢で他動的に肩をゆすった場合,上肢が体幹に寄り添ったまま動かないといった現象によっても,筋固縮が確かめられる.
3)パーキンソン病のすくみ足には不思議な点が多く,とりもちに貼りついたように動けなくても,足元に杖を寝かせるなどして障害物や目印を作ると,これを跨ぐようにしてスッと歩き出せることがある.
[出典] 知っているつもりの内科レジデントの常識非常識 第3章 378の常識~神経編
【問題3】(心臓血管) ペースメーカについて正しいのはどれか。 | ア:ICHDコードは5文字で表わされる。 イ:NBGコードは3文字で表わされる。 ウ:レートレスポンス機能の有無は4文字目で表わされる。 エ:抗頻拍型ペースメーカ機能の有無は5文字目で表わされる。 オ:体外からプログラム可能かどうかは5文字目で表わされる。 |
[解説] ICHDコードは3文字で表わされ、1文字目=ペーシング部位、2文字目=感知部位、3文字目=ペーシング様式である。現在、ペースメーカの複雑化に伴い5文字コードのNBGコードが一般的になっている。4文字目=体外よりプログラム可能かどうか(P:simple programmable、M:multiprogrammable)、レートレスポンス機能がついているか否か(R:rate modulation)。5文字目=抗頻拍型ペースメーカ機能(P:pacing)があるかないか、また植込型除細動器(S:shock)の有無を表わすコード。
[正解] (ウ)、(エ) [出典] LiSA Vol2-No8-p3(1995)
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