鼻手術後の覚醒時興奮と回復の質に及ぼす術中デキスメデトミジン投与の有効性
Efficacy of intraoperative dexmedetomidine infusion on emergence agitation and quality of recovery after nasal surgery
Br. J. Anaesth. (2013) doi: 10.1093/bja/aet056 First published online: March 22, 2013
・覚醒時興奮は、鼻手術後によくみられる。本研究では、成人患者で術中デキスメデトミジン注入が鼻手術後覚醒時興奮と回復の質に及ぼす効果を調査した。
・鼻手術を受ける 100 人の患者は、2 群に無作為化された。デキスメデトミジン群(D 群、n=50)は麻酔導入から抜管まで 0.4μg /kg/h の速度でデキスメデトミジン投与されたのに対して、対照群(C 群、n=50)では同量の生食を偽薬として投与された。プロポフォール(1.5-2 mg/kg)とフェンタニル(1μg/kg)を麻酔導入に使用し、デスフルランを麻酔維持に使用した。興奮の発生頻度、血行動態パラメータと回復特性を覚醒時に評価した。回復の質 40 項目アンケート(QoR-40)が、手術 24 時間後に患者に配布された。
・興奮の発生率は、C 群(28 vs 52%、P=0.014)の方が D 群よりも少なかった。覚醒中の平均動脈圧と心拍数は、C 群よりも D 群の方が安定していた(P<0.05)。抜管までの時間、BIS、抜管時の呼吸数は、群間で同様であった。手術 24 時間後の全体的な QoR-40 スコアは、C 群(中央値[範囲]、178[133-196])と比較して、D 群(183[146-198])の方が高かった(P=0.041)。
・デキスメデトミジンの術中投与は、円滑で循環動態的に安定した覚醒を提供した。 また鼻手術後の回復の質も改善した。
Br. J. Anaesth. (2013) doi: 10.1093/bja/aet056 First published online: March 22, 2013
・覚醒時興奮は、鼻手術後によくみられる。本研究では、成人患者で術中デキスメデトミジン注入が鼻手術後覚醒時興奮と回復の質に及ぼす効果を調査した。
・鼻手術を受ける 100 人の患者は、2 群に無作為化された。デキスメデトミジン群(D 群、n=50)は麻酔導入から抜管まで 0.4μg /kg/h の速度でデキスメデトミジン投与されたのに対して、対照群(C 群、n=50)では同量の生食を偽薬として投与された。プロポフォール(1.5-2 mg/kg)とフェンタニル(1μg/kg)を麻酔導入に使用し、デスフルランを麻酔維持に使用した。興奮の発生頻度、血行動態パラメータと回復特性を覚醒時に評価した。回復の質 40 項目アンケート(QoR-40)が、手術 24 時間後に患者に配布された。
・興奮の発生率は、C 群(28 vs 52%、P=0.014)の方が D 群よりも少なかった。覚醒中の平均動脈圧と心拍数は、C 群よりも D 群の方が安定していた(P<0.05)。抜管までの時間、BIS、抜管時の呼吸数は、群間で同様であった。手術 24 時間後の全体的な QoR-40 スコアは、C 群(中央値[範囲]、178[133-196])と比較して、D 群(183[146-198])の方が高かった(P=0.041)。
・デキスメデトミジンの術中投与は、円滑で循環動態的に安定した覚醒を提供した。 また鼻手術後の回復の質も改善した。
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