■臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題■ 2013-05-01




【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (l____) (f____) (d___) : 最小致死量

(2) (c______) (t______________) : 心[臓]移植

(3) (l____) (h__________) : 局所冷却

(4) (c_______) (f____) : カテーテル熱

(5) (e__________) (d___) : 去痰薬


[解答]
(1)least fatal dose(2)cardiac transplantation
(3)local hypothermia(4)catheter fever
(5)expectorant drug


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(循環作動薬) 次のうち誤っているのはどれか。

ア:アムリノンはホスホジエステラーゼ�の阻害薬である。

イ:アムリノン製剤は黄色に着色してある。

ウ:アムリノンは心臓直接作用と血管拡張作用を併せもつ。

エ:ジギタリスは、Na-K-ATPase 阻害作用により薬理作用を表わす。

オ:ホスホジエステラーゼは、cyclicAMP や cyclicGMP の分解酵素である。


[解説] アムリノンの注射用アンプル溶液は黄色を呈しているが、これは人工着色したのではなく、化学構造上黄色を呈するから。アムリノンは心臓直接作用と血管拡張作用を併せもつ新しい強心薬である。ジギタリスは、Na-K-ATPase 阻害作用により薬理作用を表わす。治療係数が小さく、心室性不整脈などの副作用があり使いにくい薬という定評がある。これに対し、アムリノンはホスホジエステラーゼ(cyclicAMP や cyclicGMP の分解酵素)�の阻害薬である。アムリノンの標的は�型であり、これはcyclicAMPを特異的に分解し、さらにcyclicGMPにより活性阻害を受ける。


[正解] (イ) [出典] LiSA Vol2-No2-p2(19995)




【問題3】(溺水・中毒・体温) 筋力低下や呼吸麻痺をきたす原因が神経筋接合部と関係ないものはどれか?
1) ギラン・バレー症候群
3) フグ中毒
5) 有機リン中毒
2) ボツリヌス中毒
4) 重症筋無力症


[解説] 有機リン中毒では、アセチルコリンを分解するコリンエステラーゼが阻害され、アセチルコリンが蓄積するためコリン作動性神経が過剰刺激状態となる。ムスカリン様作用(=副交感神経刺激症状)+ニコチン様作用(=交感神経刺激作用)+運動神経麻痺.ボツリヌス中毒ではClostridium botulinumの菌体外毒素がアセチルコリンの遊離を抑制して筋の麻痺をきたす。ふぐ中毒ではテトロドトキシンが神経の刺激伝導を遮断し筋麻痺をきたす。重症筋無力症では、神経筋接合部のアセチルコリン受容体に対する抗体が産生されるとともに、リンパ球が受容体を攻撃して受容体のか数が減少して神経筋伝達が障害される。ギラン・バレー症候群では、異常免疫反応によるアレルギー性・炎症性病変が、末梢神経系のとくに神経根および近位部神経束に生じる。髄鞘崩壊による節性脱髄が主病変である。


[正解] 1 [出典]




【問題4】(体液・電解質) 血清ナトリウムの正常値としてはどれがもっとも適当か?
1) 140mEq/L
3) 120mEq/L
5) 150mEq/L
2) 130mEq/L
4) 110mEq/L


[解説] 血清ナトリウムの正常値=135~145mEq/L


[正解] 1 [出典] クリティカル記憶術1P189

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