分娩中の硬膜外留置困難を予測するスコアの開発と評価
Development and Evaluation of a Score to Predict Difficult Epidural Placement During Labor
Regional Anesthesia & Pain Medicine: May/June 2013 - Volume 38 - Issue 3 - p 233-238
・分娩中の硬膜外留置困難(DEP)は、患者にとって苦痛であり、硬膜穿刺の危険性を増加させる可能性がある。個々の危険因子の組合せに基づく DEP 予測スコアは、高リスク患者を特定することができるだろう。本研究は、DEP の危険因子を特定して、予測スコアを作成することであった。
・330 人の患者を、前向きに対象とした。硬膜外留置困難は、テューイ針による 1 回以上の皮膚穿刺と定義された。硬膜穿刺が発生した場合は記録した。集団は、訓練群と確認群に無作為に分けられた。訓練群で、ロジスティック回帰で危険因子を特定し、それを使用して 3 つの危険群を定義したスコアを作成した。モデルとスコアの判別は、C-係数で評価し、決定曲線でスコアの臨床的有用性を評価した。
・硬膜外留置困難の頻度は、30%(95%信頼区間[95%CI]、25%-35%)であった。硬膜穿刺は、DEP 患者の方が多かった(4% vs 0%、p=0.007。DEP の 3 つの独立危険因子が確認された: 棘突起間の触診困難(オッズ比[OR]、6.1; 95%CI、2.8-13.9)、脊椎の変形(OR 2.4; 95%CI、1.1-5.3)、背中屈曲不能(OR、3.0; 95%CI、1.2-7.8)。モデルの C-係数は、訓練群で 0.81(95%CI、0.74-0.88)、確認群で 0.78(95%CI、0.70-0.86)であった。 5 点スコアを作成して低危険群(スコア 0)、中危険群(スコア 1-2)、高危険群(スコア 3-4)を定義すると、DEP の予測頻度は、それぞれ、9.7%、30.3%、68.9% であった。スコアの C-係数は、訓練群で 0.79(95%CI、0.72-0.86)、確認群で 0.76(95%CI、0.69-0.84)であった。決定曲線で、スコアの臨床的有用性が支持された。
・本研究では DEP の危険因子が確認され、DEP を予測するためのスコアを提案する。本スコアによって、DEP を減少させるための介入によって利益を得る可能性のある高リスク患者を特定できる。この仮説は、影響研究において評価されるべきである。
[!]:統計手法がいまひとつよく理解できないのだが、おそらく決定曲線はいわゆる ROC 曲線であり、C係数は、 ROC 曲線の曲線下面積(AUC)を表しているんだと思う。
Regional Anesthesia & Pain Medicine: May/June 2013 - Volume 38 - Issue 3 - p 233-238
・分娩中の硬膜外留置困難(DEP)は、患者にとって苦痛であり、硬膜穿刺の危険性を増加させる可能性がある。個々の危険因子の組合せに基づく DEP 予測スコアは、高リスク患者を特定することができるだろう。本研究は、DEP の危険因子を特定して、予測スコアを作成することであった。
・330 人の患者を、前向きに対象とした。硬膜外留置困難は、テューイ針による 1 回以上の皮膚穿刺と定義された。硬膜穿刺が発生した場合は記録した。集団は、訓練群と確認群に無作為に分けられた。訓練群で、ロジスティック回帰で危険因子を特定し、それを使用して 3 つの危険群を定義したスコアを作成した。モデルとスコアの判別は、C-係数で評価し、決定曲線でスコアの臨床的有用性を評価した。
・硬膜外留置困難の頻度は、30%(95%信頼区間[95%CI]、25%-35%)であった。硬膜穿刺は、DEP 患者の方が多かった(4% vs 0%、p=0.007。DEP の 3 つの独立危険因子が確認された: 棘突起間の触診困難(オッズ比[OR]、6.1; 95%CI、2.8-13.9)、脊椎の変形(OR 2.4; 95%CI、1.1-5.3)、背中屈曲不能(OR、3.0; 95%CI、1.2-7.8)。モデルの C-係数は、訓練群で 0.81(95%CI、0.74-0.88)、確認群で 0.78(95%CI、0.70-0.86)であった。 5 点スコアを作成して低危険群(スコア 0)、中危険群(スコア 1-2)、高危険群(スコア 3-4)を定義すると、DEP の予測頻度は、それぞれ、9.7%、30.3%、68.9% であった。スコアの C-係数は、訓練群で 0.79(95%CI、0.72-0.86)、確認群で 0.76(95%CI、0.69-0.84)であった。決定曲線で、スコアの臨床的有用性が支持された。
・本研究では DEP の危険因子が確認され、DEP を予測するためのスコアを提案する。本スコアによって、DEP を減少させるための介入によって利益を得る可能性のある高リスク患者を特定できる。この仮説は、影響研究において評価されるべきである。
[!]:統計手法がいまひとつよく理解できないのだが、おそらく決定曲線はいわゆる ROC 曲線であり、C係数は、 ROC 曲線の曲線下面積(AUC)を表しているんだと思う。

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