喉頭鏡検査困難と挿管困難を予測する上で、Mallampati test と下顎突出操作を比較
Comparison of Mallampati test with lower jaw protrusion maneuver in predicting difficult laryngoscopy and intubation
J Anaesthesiol Clin Pharmacol 2013;29:313-7
・患者の気道を確保することに失敗することは、麻酔関連の罹患率と死亡率の最もよくある原因の1つである。多くのプロトコル、アルゴリズム、試された気道評価方法の異なる組合せは、喉頭鏡検査困難と挿管困難を予測するために開発されてきた。報告された挿管困難の発生率は、1.5% から 13% といろいろである。本研究の目的は、喉頭鏡検査困難と挿管困難を予測する際に Mallampati テスト(MT)を下顎突出(LJP)操作と比較することであった。
・760 人の患者を、研究対象とした。全患者は、気道評価のために MT と LJP 操作を受けた。標準化された麻酔導入の後、担当麻酔科医は喉頭鏡検査を行って、コーマック&ルヘイン分類でクラス分けした。通常の喉頭鏡検査を究極の判断基準として使用し、これら両テストの感度、特異度、精度、陽性予測値(PPV)、陰性予測値(NPV)を、95%信頼区間(CI)付きで計算した。曲線下面積も、両テスト、MT と LJP 操作で計算された。P<0.05 をもって有意とした。
・喉頭鏡検査困難や挿管困難を予測する上で、LJP 操作は、MT に比較して、高い感度(95.9% vs 27.1%)、NPV(98.7% vs 82.0%)、精度(90.1% vs 80.3%)を有していたが、両テストは、同程度の特異度と PPV を有していた。LJP と MT の間には、陽性および陰性尤度比にきわだった差があった。同様に、曲線下面積は、MT よりも LJP 操作に軍配を上げた。
・本研究の成績は、LJP 操作が喉頭鏡検査困難と気管挿管困難を予測するためのより優れた検査であることを示している。著者らは、術前のルーチンの気道評価にこの操作を追加することを推薦する。
[!]:Mallampati テストというのは、単に開口度を見ているのすぎないとも言える。LJP は下顎の前方への可動性を見ているので、当然双方をチェックするのがよい。ここで言う LJP 操作は、Upper Lip Bite Test に似ているが、下顎を前出させて、下顎門歯を上顎門歯よりも前出できるものを A 群、上顎門歯と咬合できる場合を B 群、上顎門歯と咬合できるまで前出できない場合を C 群と分類する方法である。
J Anaesthesiol Clin Pharmacol 2013;29:313-7
・患者の気道を確保することに失敗することは、麻酔関連の罹患率と死亡率の最もよくある原因の1つである。多くのプロトコル、アルゴリズム、試された気道評価方法の異なる組合せは、喉頭鏡検査困難と挿管困難を予測するために開発されてきた。報告された挿管困難の発生率は、1.5% から 13% といろいろである。本研究の目的は、喉頭鏡検査困難と挿管困難を予測する際に Mallampati テスト(MT)を下顎突出(LJP)操作と比較することであった。
・760 人の患者を、研究対象とした。全患者は、気道評価のために MT と LJP 操作を受けた。標準化された麻酔導入の後、担当麻酔科医は喉頭鏡検査を行って、コーマック&ルヘイン分類でクラス分けした。通常の喉頭鏡検査を究極の判断基準として使用し、これら両テストの感度、特異度、精度、陽性予測値(PPV)、陰性予測値(NPV)を、95%信頼区間(CI)付きで計算した。曲線下面積も、両テスト、MT と LJP 操作で計算された。P<0.05 をもって有意とした。
・喉頭鏡検査困難や挿管困難を予測する上で、LJP 操作は、MT に比較して、高い感度(95.9% vs 27.1%)、NPV(98.7% vs 82.0%)、精度(90.1% vs 80.3%)を有していたが、両テストは、同程度の特異度と PPV を有していた。LJP と MT の間には、陽性および陰性尤度比にきわだった差があった。同様に、曲線下面積は、MT よりも LJP 操作に軍配を上げた。
・本研究の成績は、LJP 操作が喉頭鏡検査困難と気管挿管困難を予測するためのより優れた検査であることを示している。著者らは、術前のルーチンの気道評価にこの操作を追加することを推薦する。
[!]:Mallampati テストというのは、単に開口度を見ているのすぎないとも言える。LJP は下顎の前方への可動性を見ているので、当然双方をチェックするのがよい。ここで言う LJP 操作は、Upper Lip Bite Test に似ているが、下顎を前出させて、下顎門歯を上顎門歯よりも前出できるものを A 群、上顎門歯と咬合できる場合を B 群、上顎門歯と咬合できるまで前出できない場合を C 群と分類する方法である。

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