非心臓集中治療室での左室拡張機能障害のスクリーニング検査としての血漿 BNP の予備的評価
A preliminary evaluation of plasma b-type natriuretic peptide as a screening test for left ventricular diastolic dysfunction in non-cardiac intensive care
Anaesthesia and Intensive Care Journal Volume 41, Issue 5 September 2013 591-595
・左室充満と、したがって拡張機能は、集中治療においてしばしばモニターされ管理される。しかし、集中治療室(ICU)で拡張機能障害をスクリーニングできる可能性のある検査については、データが乏しい。本研究では、『非心臓』 ICU 患者の単施設集団の拡張機能障害のマーカーとして血漿B型ナトリウム利尿ペプチド (BNP)を評価しようとした。
・その ICU は、循環器、心臓手術、固形臓器移植を除く、内科/外科混合サービスを提供しているという点で、『非心臓』としている。
・32 人の連続患者に対して ICU 在室 24 時間にわたって、臨床データを記録した。その後、経胸壁心エコー図と BNP 分析のための血液採取が実施された。拡張機能障害は、34%(n=11)の患者で示された。BNP 値の平均±標準偏差は、拡張機能障害の方が高かった(238±195 vs 72±78pg/ml; P=0.003)。BNP 閾値を 43 pg/ml とすると、感度は 80%、特異度 59% であった;ROC 曲線の曲線下面積は、0.82 であった。BNP は、E/e と独立して相関していた(R=0.425; P=0.015)(E/e: 左室急速流入血流速度[E]/僧帽弁輪の最大拡張早期運動速度[e])が、左室駆出率(P=0.8)、疾患重症度(APACHE Ⅱ; P=0.3)や、輸液バランス(P=0.4)とは相関していなかった。
・拡張機能障害は非心臓 ICU 患者集団では、よく見られ、有意に BNP 高値と独立して関係していた。拡張機能障害のためのスクリーニング検査として適用するならば、心不全のために従来提案されている値よりも閾値を低く設定する必要がありそうだ。
Anaesthesia and Intensive Care Journal Volume 41, Issue 5 September 2013 591-595
・左室充満と、したがって拡張機能は、集中治療においてしばしばモニターされ管理される。しかし、集中治療室(ICU)で拡張機能障害をスクリーニングできる可能性のある検査については、データが乏しい。本研究では、『非心臓』 ICU 患者の単施設集団の拡張機能障害のマーカーとして血漿B型ナトリウム利尿ペプチド (BNP)を評価しようとした。
・その ICU は、循環器、心臓手術、固形臓器移植を除く、内科/外科混合サービスを提供しているという点で、『非心臓』としている。
・32 人の連続患者に対して ICU 在室 24 時間にわたって、臨床データを記録した。その後、経胸壁心エコー図と BNP 分析のための血液採取が実施された。拡張機能障害は、34%(n=11)の患者で示された。BNP 値の平均±標準偏差は、拡張機能障害の方が高かった(238±195 vs 72±78pg/ml; P=0.003)。BNP 閾値を 43 pg/ml とすると、感度は 80%、特異度 59% であった;ROC 曲線の曲線下面積は、0.82 であった。BNP は、E/e と独立して相関していた(R=0.425; P=0.015)(E/e: 左室急速流入血流速度[E]/僧帽弁輪の最大拡張早期運動速度[e])が、左室駆出率(P=0.8)、疾患重症度(APACHE Ⅱ; P=0.3)や、輸液バランス(P=0.4)とは相関していなかった。
・拡張機能障害は非心臓 ICU 患者集団では、よく見られ、有意に BNP 高値と独立して関係していた。拡張機能障害のためのスクリーニング検査として適用するならば、心不全のために従来提案されている値よりも閾値を低く設定する必要がありそうだ。
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