血漿 BNP の術後心臓合併症に対する予測的価値; 系統的レビュー

Predictive value of plasma brain natriuretic peptide for postoperative cardiac complications - a systemic review and meta-analysis
Journal of Critical Care published online 04 April 2014. Young YR, et al.

・著者らは、大手術後の術後主要有害心臓事象(MACE)を予測するための周術期 NP 濃度に取り組んだ研究の系統的レビューjとメタ分析を実施することを目的とした。

・著者らは、2013 年 5 月まで、言語を問わず、MEDLINE と EMBASE を検索した。エンドポイントは、主要心臓合併症だった。著者らは、フォレスト・プロット、階層化サマリ ROC(HSROC)曲線、2 変数ランダム効果モデルを使用して試験の性能特性を要約した。

・662 件の検索記事のうち、24 件の研究が既定の適格基準を満たしており、712 件(13.1%) の事象を伴う 5438 人の患者が含まれた。大手術後、術後 MACE を予測する上での NP の診断オッズ比(DOR)は、全患者集団で 14.3(95%信頼区間、9.87-20.7)、心臓手術を受ける患者で 13.9(8.43-22.8)、非心臓手術を受ける患者で 15.0(8.84 -25.5)。プールされた感度は 0.84(95 %信頼区間: 0.79-0.88)、特異度は 0.76(95% CI : 0.71-0.81)であった。術後の測定値(DOR :18.9、7.68-46.3)は、術前の測定値(DOR :13.6、7.68-46.3)よりも高い的中率と関連していた。死亡率をを含む複合転帰のあるサブ群でも、結果は同様であった(DOR 16.4、10.6-25.5)。BNP(AUROC : 0.90、0.87から0.92)は、NT-proBNP(0.84、0.81-0.87 AUROC)よりも予測精度が高いことと関連していた 。

・既存の文献からは、周術期 NP 検査は妥当な精度を有しており、周術期リスク層別化において有用であることが示唆される。NP 検査は、術後の MACE を予測する上で、高い除外価値と低い判定価値を持っている。医学的判断は、これらの特徴との関連でなされるべきである。

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