Q:ラリンジアルマスク挿入のコツは?

A:これも以前に「ラリンジアルマスク挿入の理論」というタイトルで記事を書いたことがあるので、そちらを参照されたし。

また、この記事の続編「ラリンジアルマスク留置の理論」もいっしょにどうぞ。

ただし、これらはあくまで技術的な側面である。ラリンジアルマスクをうまく挿入した後に、自発呼吸を早期に出現させて、安定した自発呼吸下の吸入麻酔に移行するには、適切な量の麻酔薬による導入が不可欠である。

麻酔が浅いと、ラリンジアル挿入時に体動があったり、咳き込み、息こらえ、嚥下運動や、ラリンジアルを吐き出したりする。深すぎると、自発呼吸がなかなか出現せず、しばらくマニュアル換気か、人工呼吸をせざるを得なくなる。

至適麻酔薬投与量についてはまた別の Q&A で。

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