小児の心臓手術後の手術室での抜管: 集学的組織的アプローチにyほる前向き観察研究

Extubation in the Operating Room After Cardiac Surgery in Children: A Prospective Observational Study With Multidisciplinary Coordinated Approach
Journal of Cardiothoracic and Vascular Anesthesia published online 18 April 2014. Garg R, et al.

・本前向き観察研究は、心臓手術後に手術室での小児の抜管の実現可能性を判断するために行われた。

・三次医療紹介病院単施設での過去の症例を対照として比較する前向き観察研究である。対象は、年齢 1~10 歳の心臓手術を必要とする 1000 人の一連の??小児患者である。脊柱変形、神経学的な問題、国際標準比(INR)>1.5 によって診断された凝固障害のある患者、術前から人工呼吸されている患者は研究から除外した。研究開始前に手術を受けた別の 1000 人についてデータをレビューして、これを過去症例対照とした。

・1000 人の患者すべてが、心臓手術後の手術室での抜管の候補者としての可能性があると考えられ、全身麻酔と、経仙骨のモルヒネとデクスメデトミジン混合物による脊柱管鎮痛によって管理され、手術完了後に手術室での抜管が試みられた。これらを、研究群(SG)とした。手術室での抜管が試みられなかった、本研究開始前の別の 1000 人の患者に対してもデータがレビューされ、手術室での抜管が、ICU 在室と医療資源利用に及ぼす影響を分析するために本群と比較された。このデータを研究前群(BSG)とした。

・871 人(87.1%)の患者は手術室で抜管された。これは、新生児の 40%、1~3ヶ月、3ヶ月~1歳、1 歳以上では、それぞれ、70 %、85%、91% が含まれた。45 人(4.5%)は、24 時間以内に再挿管を必要とし、OR で抜管された患者のうち 9 人の患者は死亡したが、その理由は抜管に関連しているとは考えられなかった。ICU 在室は、研究前群(BSG)と比較して、研究群で有意に短かった(2.56±1.84 vs 5.4±2.32日、P<0.0001)。日毎の ICU 収容患者数(34.76±3.19 vs 59.98±4.92、P<0.0001)と人工呼吸器を装着した患者数(5.1±1.24 vs 24.5±2.88、P<0.0001)は、研究群で有意に少なく、医療資源利用に好ましい影響を及ぼすことを示した。

・手術室での抜管は、死亡率と罹患率を増加させることなく、ICU 在室期間の短縮と、病院資源の利用を少なく抑えて、患者の 87.1% で成功した。

[!]:心臓手術だからといって、必ずしも ICU で待機的に抜管する必要はなく、手術室での早期抜管は十分可能であると。

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