■臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題■ 2014-05-22
| 【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。 | (1) (n________) (e_____) : ニコチン様作用 (2) (c__________) (h___) : 易感染性患者/易感染性宿主 (3) (________t) : 汚染物[質] (4) (r__________) (i_____) : 再潅流傷害 (5) (c______) (m________) : 心疾患罹患率/心合併症発生率 |
[解答]
| (1)nicotinic effect | (2)compromised host |
| (3)pollutant | (4)reperfusion injury |
| (5)cardiac morbidity |
[出典] 麻酔科学用語集 第3版
| 【問題2】(自律神経) 自律神経系について正しいのはどれか? | ア:グリコピロレートは4級アンモニウム化合物である。 イ:α2刺激薬は、吸入麻酔薬や静脈麻酔薬の必要量を減少させる。 ウ:β2受容体の刺激によりノルアドレナリンの遊離は抑制される。 エ:褐色細胞腫患者にβ遮断薬を先行投与してはならない。 オ:β1遮断薬は心筋酸素需要量を軽減する。 |
[解説] ア:○:グリコピロレートは4級アンモニウム化合物で脳血液肝門を通過しないので中枢作用がない。
イ:○:クロニジンやデクスメデトミジンなどα2刺激薬は、吸入麻酔薬や静脈麻酔薬の必要量を減少させる。
ウ:×:α2受容体の刺激によりノルアドレナリンの遊離は抑制される。
エ:○:褐色細胞腫患者に、α遮断薬の投与後にβ遮断薬を投与することがあるが、β遮断薬を先行投与することは、α1刺激の血管収縮が極度に起こり、反射性高血圧となるので禁忌である。
オ:○:β1遮断薬は、陰性の変力・変時作用にて心拍出量を減少させ、心筋酸素需要量を軽減する。
[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p1-7
| 【問題3】(麻酔薬) サクシニルコリン投与により高カリウム血症をきたすため投与禁忌とされないのはどれか? | 1) 重症腹部感染症 3) 熱傷 5) 出血+アシドーシス | 2) 脊髄損傷 4) 甲状腺機能亢進症 |
[解説] 健康人でのカリウム上昇は、0.5mEq/l程度とされるが、火傷、重症外傷、脊髄損傷など麻痺性疾患、神経筋疾患、頭部外傷、腎不全、重症腹腔内感染症などでは投与1~2分で8mEq/l以上に上昇し、心室細動、心停止、種々不整脈を発生しやすい。また、最近の報告では(1993-1994 Anesth Analg)、出血+アシドーシスでもサクシニルコリン投与で強い高カリウム血症が起こるという。
[正解] 4 [出典] ANESTHESIA ANTENNA No12-p24、28
| 【問題4】(静脈麻酔薬と吸入麻酔薬) 麻薬効果の拮抗のためにナロキソンを投与したときにみられる副作用はどれか。 | |||
| ア:高血圧 | イ:肺水腫 | ウ:悪心 | エ:心停止 |
[解説] ナロキソンは、μ、δ、κ、σ受容体の競合的アンタゴニストである。ナロキソンを投与すると、オピオイドによる呼吸抑制だけでなく、鎮痛作用も拮抗される。交感神経緊張により高血圧、心房性および心室性期外収縮、肺水腫、心停止が起こりうる。
[正解] (全て) [出典] 麻酔科クリニカル問題集

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