■臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題■ 2014-06-02




【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (_________n) : 変調/変質/変性

(2) (m______) (d___) : 最小量

(3) (________t) : 興奮薬/刺激薬

(4) (c______) (c_______) : クロージングキャパシティ

(5) (p________) (p_______) : 潅流圧


[解答]
(1)alteration(2)minimal dose
(3)stimulant(4)closing capacity
(5)perfusion pressure


[出典] 麻酔科学用語集 第3版


■ これって常識? ■
MRの外科治療には,僧帽弁置換術と僧帽弁形成術がある

1)MRの外科治療は,人工弁による僧帽弁置換術(mitral valve replacement,MVR)と自己弁を温存する僧帽弁形成術(mitral valvuloplasty,MVP)がある.
2)MVPは,術後の抗凝固療法の必要度が低いこと,左心機能が保たれることなど,弁置換にはない効果があると考えられている.
3)MVPのよい適応は,僧帽弁後尖の逸脱が中心のMRである.形成術の成功率が高いと思われる場合は,弁置換術よりも早期に手術を考慮する.


[出典] 知っているつもりの内科レジデントの常識非常識 第3章 378の常識 循環器編




【問題2】(心臓・血管) 循環血液量が減少するためにショックをきたすのはどれか?
1) 急性膵炎
3) 心タンポナーデ
5) 敗血症ショック
2) 心筋炎
4) 神経原性ショック


[解説] hypovolemic shockの原因は必ずしも出血とは限らない。汎発性腹膜炎、急性膵炎、イレウス、熱傷などでは3rd spaceへの移行量を過小評価しがちである。急性膵炎では「腹腔内のburn」となりうることを忘れてはならない。


[正解] 1 [出典] クリティカル記憶術1P62




【問題3】(麻酔薬) クロニジン前投薬の作用として不適当なのはどれか?
1) 唾液分泌抑制
3) 鎮静作用
5) エフェドリンの効果増強
2) 胃液分泌抑制
4) 吸入・静脈麻酔薬必要量の減少


[解説] クロニジン前投薬の作用:適度な鎮静、吸入・静脈麻酔薬の必要量の減少、術中循環面の安定化、術後鎮痛など多方面の効果がある。唾液分泌抑制作用はあるが、胃液分泌には影響しない。うっ血性心不全患者では心拍出量を減少させることなく前負荷・後負荷を低下させる。心血管系作動薬の効果を修飾し、エフェドリンやフェニレフリンの効果が増強される。脊椎麻酔中の徐脈や低血圧の頻度が40~50%と高い。また容量依存性に尿量および尿中電解質排泄を増加させる。アトロピンによる心拍増加作用は抑制されるが、イソプロテレノールによる心拍増加反応は約2倍に増強される。徐拍性不整脈患者には禁忌である。


[正解] 2 [出典] 臨床麻酔のコツと落とし穴part1p16~18

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