開腹臍ヘルニア修復術における術後鎮痛用に腹横筋膜面にリポゾーム・ブピバカインの浸潤: 13 人の患

Liposomal bupivacaine infiltration into the transversus abdominis plane for postsurgical analgesia in open abdominal umbilical hernia repair: results from a cohort of 13 patients
Journal of Pain Research Published 16 August 2014

・術後痛の適切な管理を達成するのは、腹部手術を受ける患者における課題である。腹横筋面(TAP)浸潤は、下腹部手術後の術後鎮痛を提供することが示されている。著者らは、開腹臍ヘルニア修復術を受ける患者コホートで TAP 浸潤によって投与された局所麻酔薬ブピバカインの持続放出リポソーム製剤の安全性と有効性を評価した。

・研究に含まれた患者は、年齢 18~75 歳で、ASA-PS 1-3 で、開腹臍ヘルニア修復術を受け、手術直後に、リポゾーム・ブピバカイン 266mg(生食 30mL に希釈)を等量両側注入によるエコーガイド下 TAP 浸潤を受けた。
評価尺度には、患者自己申告の疼痛強度(11 点の数値評価スケール)、術後鎮痛の満足度(5 点 Likert スケール)、オピオイド関連の副作用の頻度、補助的レスキュー鎮痛薬の初回使用までの時間が含まれた。

・13 人の患者が手術を受け、リポソームブピバカインによる両側の TAP 浸潤を受けた。TAP 浸潤は最初の患者では失敗した。数値評価スケールによる疼痛スコアの平均は、TAP 浸潤の直前で 0.6 であり、浸潤後 120 時間を通して≦2.3 のままであった。120 時間後と 10 日後での平均スコアはそれぞれ 0.9 と 0.4 であった??。10 例(77%)が、補足鎮痛薬を必要とした。初回使用までの時間の中央値は 11 時間であった。退院時と 10 日目に、それぞれ、54% と 62% の患者が、術後鎮痛に「非常に満足」であった(Likert スコア 5 点)。オピオイド関連やその他の有害事象は何ら認められなかった。

・今回の研究は、対照群がないことと、被験者数が少ない点の両方によって限界があるが、著者らの知る限りでは、これは、TAP 浸潤にリポソームブピバカインを使用した最初の公開された報告である。このコホートでは、リポソームブピバカインは十分な耐用性があり、有望な鎮痛効果を有していることが観察された。

[!]:はやく硬膜外に使用した報告が聞きたいな。

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