病院の症例経験数と頭頚部癌手術後の救命失敗
Hospital Volume and Failure to Rescue after Head and Neck Cancer Surgery.
Otolaryngol Head Neck Surg. 2015 Feb 13. pii: 0194599815570026. [Epub ahead of print]
・本研究の目的は、頭頸部癌(HNCA)手術を受けた患者で、病院の症例経験数と死亡率、合併症、救命失敗率との関係を調べることであった。
・全国入院サンプルの断面解析。2001 年から 2010 年に悪性の口腔、喉頭、下咽頭、口腔咽頭腫瘍に対してアブレーション処置を受けた 159301 人の患者の退院データを、クロス集計と多変量回帰モデルを用いて分析した。救命失敗とは、急性心筋梗塞、急性腎不全、静脈血栓塞栓症、肺炎、消化管出血、呼吸不全、出血、手術部位感染を含む主要な合併症後の死亡と定義した。著者らは、病院の症例経験数の三分位間で、死亡、合併症の発生率と救命失敗率を比較した。
・HNCA 手術を行う病院の大半は、症例経験数の少ない病院であり、1 年当たりの平均実施 HNCA 症例数は、6 例であった(n=7635)。症例数が中等度のの病院は年間平均 37 例を実施し(n=729)、経験数の多い病院(n=207)は、平均 131 例を実施していた。経験数の多い病院での治療は、ケ池因数の少ない病院の治療と比較して、有意に低い死亡確率(オッズ比 0.56; 95%信頼区間 0.46-0.86)、低い救命失敗(オッズ比、0.56; 95%信頼区間、0.33-0.97)と関係していた。しかし、経験数の多い病院と経験数の少ない病院で HNCA 手術を受けた患者群との間で、主要な合併症の発生率には有意差はなかった。
・経験数の少ない病院に比べて経験数の多い病院で治療を受けた HNCA 患者は、死亡確率が 44% 低く、これは、合併症発生率の差というよりは、合併症に対する対応と管理における差と関連しているようだ。
[!]:これは以前にも報告されているのを読んだ気がする。経験数の多い病院では合併症が発生した時の対処が整備されているから、結果的に予後が改善する。やはり経験症例数というのは医師個人にとっても、病院というシステムにとっても重要だ。
Otolaryngol Head Neck Surg. 2015 Feb 13. pii: 0194599815570026. [Epub ahead of print]
・本研究の目的は、頭頸部癌(HNCA)手術を受けた患者で、病院の症例経験数と死亡率、合併症、救命失敗率との関係を調べることであった。
・全国入院サンプルの断面解析。2001 年から 2010 年に悪性の口腔、喉頭、下咽頭、口腔咽頭腫瘍に対してアブレーション処置を受けた 159301 人の患者の退院データを、クロス集計と多変量回帰モデルを用いて分析した。救命失敗とは、急性心筋梗塞、急性腎不全、静脈血栓塞栓症、肺炎、消化管出血、呼吸不全、出血、手術部位感染を含む主要な合併症後の死亡と定義した。著者らは、病院の症例経験数の三分位間で、死亡、合併症の発生率と救命失敗率を比較した。
・HNCA 手術を行う病院の大半は、症例経験数の少ない病院であり、1 年当たりの平均実施 HNCA 症例数は、6 例であった(n=7635)。症例数が中等度のの病院は年間平均 37 例を実施し(n=729)、経験数の多い病院(n=207)は、平均 131 例を実施していた。経験数の多い病院での治療は、ケ池因数の少ない病院の治療と比較して、有意に低い死亡確率(オッズ比 0.56; 95%信頼区間 0.46-0.86)、低い救命失敗(オッズ比、0.56; 95%信頼区間、0.33-0.97)と関係していた。しかし、経験数の多い病院と経験数の少ない病院で HNCA 手術を受けた患者群との間で、主要な合併症の発生率には有意差はなかった。
・経験数の少ない病院に比べて経験数の多い病院で治療を受けた HNCA 患者は、死亡確率が 44% 低く、これは、合併症発生率の差というよりは、合併症に対する対応と管理における差と関連しているようだ。
[!]:これは以前にも報告されているのを読んだ気がする。経験数の多い病院では合併症が発生した時の対処が整備されているから、結果的に予後が改善する。やはり経験症例数というのは医師個人にとっても、病院というシステムにとっても重要だ。

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