プロポフォールとチオペンタールが新生児のアプガースコアと緊急帝王切開を受ける女性の周術期転帰に及ぼす

Effects of propofol versus thiopental on Apgar scores in newborns and peri-operative outcomes of women undergoing emergency cesarean section: a randomized clinical trial
BMC Anesthesiology 2015, 15:63 doi:10.1186/s12871-015-0044-6 Published: 29 April 2015

・全身麻酔と区域麻酔は、帝王切開で使用される 2 つの主要な麻酔法である。区域麻酔の方が好ましいが、患者の希望などによって、脊椎奇形のある患者では、全身麻酔が唯一の選択肢である。一般的に使用される導入剤には、可用性と母体の臨床状態に応じて、チオペンタール、ケタミン、プロポフォールがある。本研究の目的は、母体と新生児にとって優れた薬決定するために、チオペンタールとプロポフォールが緊急帝王切開後の新生児アプガースコアと母体??の回復時間に及ぼす影響を調査することであった。

・本単盲式無作為臨床試験には、等しく無作為化された 2 つの研究群に 150 人の ASA I・II の患者が含まれた。満期で帝王切開を受ける予定の妊娠女性とその新生児が登録された。主要転帰は、分娩後 10 分間のアプガースコア、蘇生必要性、新生児集中治療室への入院であった。副次転帰は、母体の回復時間であった。

・0 分(臍帯クランプ時間)での新生児のアプガースコア<7 は、プロポフォール群では 43 人(57.3%)であったのに対して、チオペンタール群で 31 人(41.3% )であった(P=0.05)。母体の回復時間は、チオペンタール群よりもプロポフォール群の方が短かった(それぞれ、31 分 vs 25 分、p=0.003)。

・緊急帝王切開に際して全身麻酔受ける女性で、麻酔導入にチオペンタールとプロポフォールのいずれを使用しようが、アプガースコアは、有意に異ならなかった。

[!]:新生児のアプガースコアは、やはりチオペンタールの方が良いようだな。

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