心臓手術で、睡眠時無呼吸は、術後心房細動のの独立予測因子である

Obstructive Sleep Apnea Is an Independent Predictor of Postoperative Atrial Fibrillation in Cardiac Surgery
Journal of Cardiothoracic and Vascular Anesthesia Published Online: July 04, 2015

・研究の目的は、閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)は、心臓手術後の術後心房細動(PO??AF)発症の危険因子であるという仮説を検証することである。

・2008 年 1 月から 2011 年 4 月に冠動脈バイパス術(CABG)、大動脈弁置換術、僧帽弁置換/形成術、弁/CABG 同時手術を受けた、術前は洞調律であった 545 人の患者を対象とした、大学病院単施設での診療記録の後ろ向きレビュー分析である。術後心房細動とは、治療的介入を必要とした心房細動と定義した。

・545 人の心臓手術患者のうち、226 人(41%)の患者が POAF を発症した。リスクは、OSA のある 72 人の患者の方が、OSA のない 473 人の患者よりもリスクが高かった(67% vs 38%、補正ハザード比 1.83[95%CI 1.30-2.58 ]、P<0.001)。在宅で気道陽圧(PAP)療法を使用していた 32 人の OSA 患者のうち、18 人(56%)が POAF を発症したのに対して、在宅で PAP を使用していない患者では 38 人中 29 人(76%)が発症した(未調整ハザード比 0.63[95%CI 0.35-1.15]、p=0.13)。

・心臓手術患者で OSA は、POAF と有意に関連している。OSA 患者で気道陽圧の使用が POAF のリスクを減少させるかかどうか調査するためにはさらなる研究が必要である。

[!]:睡眠時無呼吸は潜在的に、交感神経系緊張状態でカテコラミン濃度が高いためか。

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