全身麻酔での挿管後低血圧:後ろ向き分析
Postintubation Hypotension in General Anesthesia: A Retrospective Analysis.
J Intensive Care Med. 2015 Jul 27. pii: 0885066615597198. [Epub ahead of print]
・挿管後低血圧(PIH)は、救急部門での気管内挿管において予後不良に関連する有害事象である。研究の目的は、全身麻酔を受ける患者集団で気管挿管後の PIH の発症率と転帰に及ぼす影響を調査することであった。
・3 年間にわたって三次医療センターで血管手術に際して挿管された成人患者について構造化診療録監査を実施した。評価項目は、院内死亡率、長期の ICU 在室(ICU LOS)、術後血液透析や人工呼吸の必要性が含まれた。
・PIH の発生率は 60%(1395 例中 837 例)であった。PIH を発症した患者は死亡率が高く(PIH ありで 8.8% vs PIH なしで 5.2%、P=0.014)、ICU LOS が長く(PIH ありで 7.9% vs PIH なしで 2.0%、P<0.001)、術後人工呼吸の必要性(PIH ありで 20.7% vs PIH なしで 3.8%、P<0.001)が高かった。交絡因子で調整した場合、PIH は、長期 ICU LOS(オッズ比[OR] 2.55、95%信頼区間[CI] 1.01-6.62、P=0.049)、術後人工呼吸(OR 2.43、95%CI 1.27-4.74、P=0.008)、複合エンドポイント(OR 1.72、95%CI 1.02-2.92、P=0.043)に関連していた。
・血管手術に際して挿管を受けた患者の 60% で PIH が発生し、長期の ICU LOS と術後人工呼吸の必要性などの有害転帰と関連していた。
[!]:気管挿管後の低血圧の発症は、患者の循環予備能を緻密に反映しており、術後の転帰と有意に関係していると。
J Intensive Care Med. 2015 Jul 27. pii: 0885066615597198. [Epub ahead of print]
・挿管後低血圧(PIH)は、救急部門での気管内挿管において予後不良に関連する有害事象である。研究の目的は、全身麻酔を受ける患者集団で気管挿管後の PIH の発症率と転帰に及ぼす影響を調査することであった。
・3 年間にわたって三次医療センターで血管手術に際して挿管された成人患者について構造化診療録監査を実施した。評価項目は、院内死亡率、長期の ICU 在室(ICU LOS)、術後血液透析や人工呼吸の必要性が含まれた。
・PIH の発生率は 60%(1395 例中 837 例)であった。PIH を発症した患者は死亡率が高く(PIH ありで 8.8% vs PIH なしで 5.2%、P=0.014)、ICU LOS が長く(PIH ありで 7.9% vs PIH なしで 2.0%、P<0.001)、術後人工呼吸の必要性(PIH ありで 20.7% vs PIH なしで 3.8%、P<0.001)が高かった。交絡因子で調整した場合、PIH は、長期 ICU LOS(オッズ比[OR] 2.55、95%信頼区間[CI] 1.01-6.62、P=0.049)、術後人工呼吸(OR 2.43、95%CI 1.27-4.74、P=0.008)、複合エンドポイント(OR 1.72、95%CI 1.02-2.92、P=0.043)に関連していた。
・血管手術に際して挿管を受けた患者の 60% で PIH が発生し、長期の ICU LOS と術後人工呼吸の必要性などの有害転帰と関連していた。
[!]:気管挿管後の低血圧の発症は、患者の循環予備能を緻密に反映しており、術後の転帰と有意に関係していると。

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