【投】 末梢/中心静脈カテーテルから投与した血管収縮薬により生じる血管外漏出と局所組織傷害
末梢静脈あるいは中心静脈カテーテルから投与された血管収縮薬により生じる血管外漏出と局所組織傷害についての系統的レビュー
A systematic review of extravasation and local tissue injury from administration of vasopressors through peripheral intravenous catheters and central venous catheters
Loubani OM, et al.
J Crit Care. 2015 Jun;30(3):653.e9-17
【目的】
末梢静脈カテーテルあるいは中心静脈カテーテルから投与された血管収縮薬により生じた局所組織傷害あるいは血管外漏出についての報告を収集し説明する.
【方法】
血管収縮薬を治療目的に末梢静脈カテーテルあるいは中心静脈カテーテルから投与された成人症例の報告を,2014 年 1 月以降,Medline,Embase,Cochrane database を用いて系統的に検索した.血管収縮薬の投与が局所組織傷害や血管外漏出をもたらした初期研究や症例報告も検索対象に含めた.
【結果】
270 名の症例を含む 85 本の報告が全ての検索基準に合致した.325 例の局所組織傷害や血管外漏出イベントが同定され,うち 318 イベントが末梢静脈カテーテルからの投与,7 イベントが中心静脈カテーテルからの投与だった.末梢静脈カテーテルからの投与による局所組織傷害イベントは 204 例で,投与時間は 0.08 - 528 h にわたり, 平均投与時間は 55.9 h (±68.1),中央値は 24 h だった.これらのイベントのほとんど (174/204, 85.3%) では投与部位は肘あるいは膝窩より遠位だった.
【結語】
末梢静脈から投与された血管収縮薬による局所組織傷害や血管外漏出の報告は,主として症例報告から得られた.末梢静脈カテーテルから投与される血管収縮薬の安全性を明確にするためには,さらなる研究が必要である.
<投稿者名>
TEE Fan
<投稿者コメント>
末梢静脈からの血管収縮薬の投与はなるべく 2 時間以内に止め,肘あるいは,より中枢のルートから投与した方が良い.
A systematic review of extravasation and local tissue injury from administration of vasopressors through peripheral intravenous catheters and central venous catheters
Loubani OM, et al.
J Crit Care. 2015 Jun;30(3):653.e9-17
【目的】
末梢静脈カテーテルあるいは中心静脈カテーテルから投与された血管収縮薬により生じた局所組織傷害あるいは血管外漏出についての報告を収集し説明する.
【方法】
血管収縮薬を治療目的に末梢静脈カテーテルあるいは中心静脈カテーテルから投与された成人症例の報告を,2014 年 1 月以降,Medline,Embase,Cochrane database を用いて系統的に検索した.血管収縮薬の投与が局所組織傷害や血管外漏出をもたらした初期研究や症例報告も検索対象に含めた.
【結果】
270 名の症例を含む 85 本の報告が全ての検索基準に合致した.325 例の局所組織傷害や血管外漏出イベントが同定され,うち 318 イベントが末梢静脈カテーテルからの投与,7 イベントが中心静脈カテーテルからの投与だった.末梢静脈カテーテルからの投与による局所組織傷害イベントは 204 例で,投与時間は 0.08 - 528 h にわたり, 平均投与時間は 55.9 h (±68.1),中央値は 24 h だった.これらのイベントのほとんど (174/204, 85.3%) では投与部位は肘あるいは膝窩より遠位だった.
【結語】
末梢静脈から投与された血管収縮薬による局所組織傷害や血管外漏出の報告は,主として症例報告から得られた.末梢静脈カテーテルから投与される血管収縮薬の安全性を明確にするためには,さらなる研究が必要である.
<投稿者名>
TEE Fan
<投稿者コメント>
末梢静脈からの血管収縮薬の投与はなるべく 2 時間以内に止め,肘あるいは,より中枢のルートから投与した方が良い.

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