小児患者の自己血輸血で血液除去中の血液量を評価するための SVV の有用性
Usefulness of stroke volume variation to assess blood volume during blood removal for autologous blood transfusion in pediatric patients.
Paediatr Anaesth. 2016 Jan 7. doi: 10.1111/pan.12838. [Epub ahead of print]
・陽圧換気により誘発される心肺相互作用に基づく動的変数は、小児患者の心臓前付加を評価するのに有用であることは示されていない。本研究の目的は、FloTrac/Vigileo 監視システムから取た 1 回心拍出量変動(SVV)は、急性正容量性血液希釈(ANH)における脱血と輸液置換プロトコル時の血液量変化を反映できるかどうかを評価することである。
・待機的頭蓋形成術予定の 16 人の小児患者を対象とした。ANH プロトコルでは、10mL/kg 脱血と輸液置換が行われた。SVV、心拍数、平均血圧、大腿静脈圧を記録した。ANH 中の 4 つの時点(T0:ベースライン、T1:5mL/kg 脱血、T2:10mL/kg 脱血、T3:輸液置換後)での差を比較した。血液量(EBV)は、T0 時点で 70 mL/kg で T2 時点では 60 mL/kg に減少したと推定した。
・16 人の患者のうち、4 人は除外して 12 人を分析した。各測定時点間で、全てのパラメータに有意差が観察された。SVV は、脱血後に有意に増加し、輸液置換後に減少した(P<0.01、ボンフェローニ調整)。加えて、脱血中の SVV の増加は、T0-T1 と T0-T2 で、それぞれ、70%±40% と 159%±91% であった。SVV は、ANH の脱血中に EBV と有意な相関を示した(rs= -0.68、95%信頼区間-0.73~-0.63、P<0.001)。
・FloTrac/Vigileo<sup>TM</sup> 監視システムから取た 1 回拍出量変動は、外科的刺激のない ANH 中の EBV と強い相関があることが分かった。術中小児の血液量減少や血液量正常下での心臓前負荷の指標としての本のデバイスの有用性は今後の課題である。
Paediatr Anaesth. 2016 Jan 7. doi: 10.1111/pan.12838. [Epub ahead of print]
・陽圧換気により誘発される心肺相互作用に基づく動的変数は、小児患者の心臓前付加を評価するのに有用であることは示されていない。本研究の目的は、FloTrac/Vigileo 監視システムから取た 1 回心拍出量変動(SVV)は、急性正容量性血液希釈(ANH)における脱血と輸液置換プロトコル時の血液量変化を反映できるかどうかを評価することである。
・待機的頭蓋形成術予定の 16 人の小児患者を対象とした。ANH プロトコルでは、10mL/kg 脱血と輸液置換が行われた。SVV、心拍数、平均血圧、大腿静脈圧を記録した。ANH 中の 4 つの時点(T0:ベースライン、T1:5mL/kg 脱血、T2:10mL/kg 脱血、T3:輸液置換後)での差を比較した。血液量(EBV)は、T0 時点で 70 mL/kg で T2 時点では 60 mL/kg に減少したと推定した。
・16 人の患者のうち、4 人は除外して 12 人を分析した。各測定時点間で、全てのパラメータに有意差が観察された。SVV は、脱血後に有意に増加し、輸液置換後に減少した(P<0.01、ボンフェローニ調整)。加えて、脱血中の SVV の増加は、T0-T1 と T0-T2 で、それぞれ、70%±40% と 159%±91% であった。SVV は、ANH の脱血中に EBV と有意な相関を示した(rs= -0.68、95%信頼区間-0.73~-0.63、P<0.001)。
・FloTrac/Vigileo<sup>TM</sup> 監視システムから取た 1 回拍出量変動は、外科的刺激のない ANH 中の EBV と強い相関があることが分かった。術中小児の血液量減少や血液量正常下での心臓前負荷の指標としての本のデバイスの有用性は今後の課題である。

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