輪状軟骨圧迫は、ペンタックス AirwayscopeR(AWS)による気管挿管を妨げる; 前向き無作

Cricoid pressure impedes tracheal intubation with the Pentax-AWS AirwayscopeR: a prospective randomized trial.
Br J Anaesth. 2016 Jan 27. pii: aev438. [Epub ahead of print]

・輪状軟骨圧迫は、ペンタックス AirwayscopeR(AWS)による気管挿管にどのように影響するかは不明である。著者らは、麻酔患者における前向き無作為化臨床試験を実施した。

・60 人の患者は輪状軟骨圧迫(CP)群(n=30)か、または偽群(n=30)のいずれかに割り付けられた。著者らは、挿管時間、イントロック・ブレード(AWS のディスポーザブル・ブレード)の挿入と気管挿管に要した試技数、声門開口(POGO)スコアの割合、喉頭鏡検査と声門へのチューブ通過の主観的難易度の点で、両群を比較した。

・挿管時間は偽群(中央値 32[28-45]秒)よりも CP 群(45[IQR40-59]秒)の方がで有意に長かった(P=0.003、中央値の差の 95%CI 5-24秒)。イントロック・ブレードの挿入に要した回数には差がなかった(P=0.08)が、気管挿管回数は、偽群(24 人の患者で 1 回、6 人で 2 回)よりも CP 群(14 人の患者で 1 回、7 人で 2 回、9 人で 3 回)の方が有意に多かった(P=0.002)。POGO スコアは群間で有意差はなく(P=0.60)、喉頭鏡検査の主観的難易度も差がなかった(P=0.06)。声門をチューブが通過する際の視覚アナログ尺度スコアは偽群よりも CP 群で有意に高かった(P<0.001)。

・輪状軟骨圧迫は AWS を使用した気管挿管を妨げ、より長い挿管時間と関係しており、これはチューブが声門を通過する際の困難性が増加することに起因する可能性がある。

[!]:輪状軟骨圧迫下では、通常の挿管時よりもやや困難度が増すと感じているので、これは特に AWS を使用した場合に限ったとこではないと思うのだが・・・、そう思うの私だけか?。

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