■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2019/02/18
【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。 | (1) (b____) (i_________) : 脳梗塞 (2) (n_____) (o____) : 一酸化窒素 (3) (_____________t) : 自己移植/個体内移植 (4) (i_______) (h____) (d______) : 虚血性心疾患 (5) (t__________) (t___) : 気管切開チューブ |
[解答]
(1)brain infarction | (2)nitric oxide |
(3)autotransplant | (4)ischemic heart disease |
(5)tracheotomy tube |
[出典] 麻酔科学用語集 第3版
【問題2】(呼吸) 右主気管支の上葉気管支分枝までの距離はどれくらいか? | 1) 1cm以下 4) 1.5cm | 2) 3.5cm 5) 2.5cm | 3) 5cm |
[解説] 右主気管支の分岐角度は約25度で、上葉気管支分枝までの距離は約2.5cm、左主気管支の分岐角度は約50度で、上葉気管支が分枝するまでの距離は約5cmである。
[正解] 5 [出典] クリティカル記憶術1p29
■ これって常識? ■ 院内肺炎の代表的な起炎菌は,○1グラム陰性桿菌,○2嫌気性菌(誤嚥),○3真菌 |
1)院内肺炎は入院患者の主要な死因であり,死亡率は20~50%に及ぶ.原因菌は上記の通りで,大部分は口腔や鼻咽腔にcolonizationを起こした菌を気管支内に吸入することによって起こる.院外肺炎とは,起炎菌および患者の背景の点で質的に異なる.
2)エンピリックセラピー開始時には,起炎菌として可能性の高い緑膿菌と嫌気性菌をカバーする抗菌剤を選択することが重要である.
[出典] 知っているつもりの内科レジデントの常識非常識 第3章 378の常識~呼吸器編
【問題3】(呼吸) 気道管理について正しいのはどれか? | ア:高アーチ型口蓋は直視的喉頭展開を困難にする。 イ:ジェットベンチレータによるジェット換気では吸気呼気時間比は1:2が推奨されている。 ウ:喉頭は6種類の軟骨から構成される。 エ:下喉頭神経は反回神経の分枝である。 オ:喉頭痙攣の場合は、スキサメトニウムを0.15~0.3mg/kgを静注する。 |
[解説] ア:○:高アーチ型口蓋は直視的喉頭展開を困難にする。
イ:×:ジェットベンチレータによるジェット換気では吸気呼気時間比は1:4が推奨されている。
ウ:○:喉頭は6種類9つのの軟骨から構成される。。喉頭蓋軟骨骨、甲状軟骨、輪状軟骨の3つの軟骨に加えて、3つの対をなす軟骨(披裂軟骨、小角軟骨、楔状軟骨)で構成される。
エ:○:下喉頭神経は反回神経の分枝である。
オ:○:喉頭痙攣の場合は、スキサメトニウムを0.15~0.3mg/kgを静注する。
[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p48-56
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