■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2019/03/22




【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (r______) (h_________) : 還元ヘモグロビン/脱酸素ヘモグロビン

(2) (u______) (p_______) : [起]立位

(3) (c_________) (a_____) : 蓄積作用

(4) (m______________) : モルヒネ様作用薬/モルヒネ様作用の

(5) (f___) (r______) : 遊離基


[解答]
(1)reduced hemoglobin(2)upright position
(3)cumulative action(4)morphinomimetic
(5)free radical


[出典] 麻酔科学用語集 第3版


■ これって常識? ■
血液培養でCandidaを検出したら,血管内カテーテル感染を疑え!

1)入院患者のCandida血症の最も多い原因は,中心静脈カテーテル感染である.Candida血症の合併症として,約30%の症例でCandida眼内炎が見られ,適切に治療を行わないと失明に至る場合がある.またときにCandidaによる感染性心内膜炎を合併することがある.
2)したがってCandida血症は全例,抗真菌薬で治療すべきである.治療は少なくとも14日間,眼内炎などがあればそれが治癒するまで継続する.
3)Candida kruseiやTorulopsis glabrataなどフルコナゾール耐性菌に対しては,アムホテリシンBの静注投与が必要である.


[出典] 知っているつもりの内科レジデントの常識非常識 第3章 378の常識~感染症編




【問題2】(中枢神経) 縮瞳をきたさないのはどれか?
1) 橋出血
3) 交感神経緊張
5) 有機リン中毒
2) モルヒネ
4) Horner症候群


[解説] 縮瞳とは瞳孔径<2mm.交感神経障害(Horner症候群、橋出血)あるいは副交感神経緊張(モルヒネ、有機リン)による。縮瞳をきたす疾患=「キリンは教室でも昼寝だ、ほら寝る症候群」  キリン=有機リン中毒、教室=橋出血、も昼寝=モルヒネ、ほら寝る=Horner症候群.


[正解] 3 [出典] クリティカル記憶術2P11



【問題3】(体液電解質) 生体におけるナトリウム、カリウムについて正しいのはどれか。

ア:生体のナトリウム総量は体重kgあたり60mEqであり、このうち70%は交換可能なナトリウムである。

イ:細胞外液中のナトリウム量はナトリウム総量の50%程度である。

ウ:生体のカリウム総量は体重kgあたり約42mEqで、主要な存在部位は筋肉細胞内である。

エ:細胞外液中のカリウム量はカリウム総量の10%程度である。

オ:血清カリウム値が10mEq/l以上になると、心電図上にテント状T波が観察される。


[解説] 生体のナトリウム総量は体重kgあたり60mEqであり、このうち70%は交換可能なナトリウムである。細胞外液中のナトリウム量はナトリウム総量の50%程度である。生体のカリウム総量は体重kgあたり約50mEqで、主要な存在部位は筋肉細胞内である。細胞外液中のカリウム量はカリウム総量の2%程度である。血清K濃度と心電図は平行し、5.5~6.0mEq/lでは、先ずT波の増高、先鋭化が明らかになってくる。7mEq/l以上になるとQRS幅拡大、PR延長、P波の平低化が出現し、8mEq/l以上ではP波の消失、更に9~10mEq/l以上では心室粗動から細動、遂には心停止に至る。


[正解] (ア)、(イ)、(ウ) [出典] 第27回麻酔指導医認定筆記試験:A9

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