待機的小児全身麻酔のために絶飲する清澄液に関する合意声明

飲用7.png清澄液の術前絶飲管理のための小児麻酔ガイドラインは現在 2 時間である。誤嚥のリスクを減らすために、伝統的な 2 時間の清澄液絶飲時間が推奨されており、現在の文献と一致していない。清澄液絶飲療法の自由化は誤嚥の発生率に影響を及ぼさず、誤嚥した患者では、続発症は通常重症でも長期的でもない。2 時間の清澄液絶飲方針では、文献は 15 時間までのいくつかの研究では、これは実際の絶飲食時間は 6-7 時間になることを示唆している。長期間の絶食は口渇と過敏性を増大させ、そして有害な生理学的、代謝的効果をもたらす。1 時間の清澄液補給療法では、誤嚥のリスクは増加することはなく、研究は胃が空になっていることを示している。飲み物がより手術直前まで許されれば、嘔気や嘔吐、口渇、空腹、不安が少なくなる。小児はより快適で、よりよく振る舞い、おそらくより順応的に見える。36 ヶ月未満の小児では、これは生理学的、代謝的に好ましい効果をもたらす。手術当日、麻酔の 1 時間前までに小児に飲ませるのが実用的である。この共同合意声明では、英国とアイルランドの小児麻酔学会、欧州小児麻酔学会、フランス小児麻酔蘇生専門医協会は、現行の説得力のあるエビデンスに基づいて、明らかな禁忌がなければ、清澄液を摂取できるすべての小児は、待機的全身麻酔の 1 時間前まで摂取させることを許可および奨励することは安全で推奨されるということに同意している。

[!]:小児の絶飲時間は、清澄液ならば入室 1 時間前まで許可されるべきであると。

【出典】
Consensus statement on clear fluids fasting for elective pediatric general anesthesia.
Paediatr Anaesth. 2018 May;28(5):411-414. doi: 10.1111/pan.13370. Epub 2018 Apr 27.

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック