■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2021/01/27
| 【問題1】(麻酔科学用語) 以下の略語のフルスペルと意味を答えよ。 | ||||
| (1) HHD | (2) IOP | (3) TNF | (4) SvO2 | (5) PH |
[解答]
(1)hypertensive heart disease:高血圧性心疾患
(2)intraocular pressure:眼圧
(3)tumor necrosis factor:腫瘍壊死因子
(4)mixed venous oxygen saturation:混合静脈血酸素飽和度
(5)pulmonary hypertension:肺高血圧
[出典] 麻酔科学用語集 第3版
| 【問題2】(筋弛緩) 非脱分極性筋弛緩薬について正しいのはどれか。 | ア:少量を前投与しておくと、脱分極性筋弛緩薬の効果が増強される。 イ:気管内挿管に必要な量を1回に投与するよりも、少量の投与に引き続いて残りを投与する分割法の方が、効果発現時間を短縮できる。 ウ:効果残存時に脱分極性筋弛緩薬を投与すると、筋弛緩効果が遷延する。 エ:中枢性片麻痺患者で、麻痺肢の筋弛緩の程度を末梢神経刺激により測定すると、過大に評価する。 |
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[解説] 少量の非脱分極性筋弛緩薬を前投与しておくと、脱分極性筋弛緩薬の効果は減弱する。気管内挿管に必要な量を1回に投与するよりも、少量の投与に引き続いて残りを投与する分割法の方が、効果発現時間を短縮できる(priming principle)。非脱分極性筋弛緩薬の効果残存時に脱分極性筋弛緩薬を投与すると、筋弛緩効果が遷延する。中枢性片麻痺患者で、麻痺肢の筋弛緩の程度を末梢神経刺激により測定すると、過小に評価する。麻痺肢は筋弛緩薬に対する感受性が低下している。
[正解] (イ)、(ウ) [出典] 第27回麻酔指導医認定筆記試験:A19
| ■ これって常識? ■ 適切なワルファリン投与量は1.5〜7.0mg/日と個人差が大きい.PT-INRを定期的にチェックしながら調節せよ! |
1)ワルファリンは,ビタミン K依存性血液凝固因子の生合成を抑制して効果を発現する.ビタミンK剤を静注すると,数時間以内に回復する.
2)外来では最初から予想される維持量(通常 2.0mg/日程度)で開始するのが安全で,変動が少ない.
3)PT-INR 1.2以下ならば2.0→3.0mg/日,PT-INR 1.2〜1.4ならば2.0→2.5mg/日とする.PT-INRの代わりにトロンボテストでもよい.
4)血漿アルブミンとの結合率は97%と高いので,蛋白結合能が強い薬剤を併用すると,ワルファリンの作用が増強するので要注意.
5)ワルファリン服薬開始早期にプロテイン C活性(ビタミンK依存)が急速に低下し,一過性に過凝固状態となり,微小血栓による皮膚壊死が生じることがある.
[出典] 知っているつもりの内科レジデントの常識非常識 第3章 378の常識 循環器編
| 【問題3】(疼痛管理) 痛覚に関与するものはどれか。 | ア:C線維 ウ:Rexed第1層 | イ:A−δ線維 エ:脊髄視床路 |
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[解説] C線維は、重く局在のはっきりしない痛みを、A−δ線維は、鋭く刺すような局在のはっきりした痛みを伝達する。
[正解] (全て) [出典] 麻酔科クリニカル問題集
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