■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2022/11/21
【トラブル・シューティング】〜麻酔緊急Vol.1p62 (術後管理)『抜管後の喉頭浮腫に対する対処法』 上気道の炎症を伴った場合、小児、口腔内手術や声帯手術の抜管後に喉頭浮腫が起こりやすい。抗浮腫薬を直接患部に噴霧するのが最良である。10〜20万倍のエピネフリン1ml+ステロイド(デカドロン2mgまたはリンデロン4mg)を生理食塩水で5mlに希釈したものを3〜4回に分けて噴霧する。症状改善は早ければ、10〜15分で現れる。1時間程度観察し、気道狭窄症状の増悪をきたさなければ、まず大丈夫。再挿管した場合には、チューブの周辺に沿って噴霧する。カフのエアーを抜いて加圧し、リークがあれば抜管を試みる。 |
| 【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。 | (1) (t________) : 頻呼吸 (2) (c____________) (f____) : 脳脊髄液/髄液 (3) (e________) (e_________) : 覚醒時興奮 (4) (__________y) : 熱量測定[法] (5) (c________) (s______) : 異化ステロイド |
[解答]
| (1)tachypnea | (2)cerebrospinal fluid |
| (3)emergence excitement | (4)calorimetry |
| (5)catabolic steroid |
[出典] 麻酔科学用語集 第3版
| 【問題2】(心臓・血管) 心電図で、胸部誘導のV2は、胸部のどこに電極をつける? | 1) 第6肋間中腋窩線 3) 第5肋間鎖骨中線 5) 第4肋間胸骨左縁 | 2) 第4肋間胸骨右縁 4) 第5肋間中腋窩線 |
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[解説] 十二誘導心電図のV1は第4肋間胸骨右縁に、V2は第4肋間胸骨左縁に、V4は左鎖骨中線上で第5肋間を横切る水平線との交点に、V3はV2とV4との中点に、V5はV4の高さで前腋窩線上の交点に、V6はV4の高さで中腋窩腺上の交点に電極を装着する。
[正解] 5 [出典] 心電図マニュアルP34
| 【問題3】(血管拡張薬) 血管拡張薬の作用で正しいのはどれか? | ア:PGE1による利尿作用はGFRの増加が主因である。 イ:ATPの必要量はジピリダモールによって減少する。 ウ:ニトロプルシドによる反跳性高血圧はレニンアンギオテンシン系の活性化による。 エ:ニトロプルシドはサイトカイン誘導を起こす。 オ:ATPによる代謝性アシドーシスの主因は糖代謝の抑制である。 |
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[解説] PGE1の利尿効果は近位尿細管に対する直接作用である。腎血流量は増加するが、GFRは増加しない。ジピリダモールはアデノシンの膜輸送機序を抑制することによって、アデノシンの半減期を延長し、ATPの必要量を減少させ、アデノシンの潜在性毒性も減少させる。ATPによる低血圧では血漿中レニン活性もカテコラミン値も不変にとどまる。ニトロプルシドによる低血圧はレニンアンギオテンシン系を活性化し、血漿中レニン活性を5倍に増加させる(これが反跳性高血圧の原因)。ニトロプルシドはサイトカイン誘導を起こさない。
[正解] (イ)、(ウ) [出典] 第34回麻酔指導医認定筆記試験:A21

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