■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2024/04/23

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【問題1】(医療英単語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (c_______) (d_________) : 診療科

(2) (d_______) : 糖尿病患者

(3) (n____________) (l_______) : 非ホジキンリンパ腫

(4) (___________n) : 高血圧

(5) (b_____) (s______) : バイパス手術


[解答]
(1)clinical department(2)diabetic
(3)non-Hodgkin's lymphoma(4)hypertension
(5)bypass surgery


[出典] RNN時事英語辞典 http://rnnnews.jp/



【問題2】(代謝) 周術期の肝障害について正しいものはどれか?

ア:Pughの修正分類では、栄養状態のかわりに血小板数を用いている。

イ:Child分類では肝胆道系疾患の手術予後を予測することはできない。

ウ:肝硬変患者では、代償性の過換気を伴う低酸素血症が認められる。

エ:すべての揮発性麻酔薬は、直接毒性によって肝細胞の炎症や細胞死を引き起こす。

オ:血清ビリルビンが3.0〜4.0mg/dlになると黄疸が認められる。


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[解説] ア:×:Pughの修正分類では、栄養状態のかわりにプロトロンビン時間の延長を用いている。
イ:×:Child分類は、もともとは門脈シャント手術を受ける患者のリスクを分類するために用いられていたが、この分類で肝胆道系疾患の手術予後を予測できることが明らかとなった。また、一般的には非手術患者の予後とも相関している。
ウ:○:肝硬変患者では、さまざまな原因によって、代償性の過換気を伴う低酸素血症が認められる。
エ:○:まれではあるが、すべての揮発性麻酔薬は、直接毒性によって肝細胞の炎症や細胞死を引き起こす。
オ:×:血清ビリルビンが2.0〜2.5mg/dlになると黄疸が認められる。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p305-311



【問題3】(腎機能) 正しいのはどれか。

ア:血清クレアチニンの正常値は年齢により変化しない。

イ:クレアチニン・クリアランスは年齢と共に低下する。

ウ:高齢者ではPSP検査は禁忌である。

エ:高齢者は低張多尿である。

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[解説] 高齢者では糸球体濾過率が低下するが、骨格筋/全体質量比が著減し、クレアチニン産生が少ないため、血清クレアチニンの正常値は年齢により変化しない。クレアチニン・クリアランスは年齢と共に低下する。PSP検査は、排尿後、水300〜500mlを服用させ、30分後にPSP試薬を静注し、以後排尿させて分画尿を比色定量するものである。腎機能の予備力が減少している高齢者にこの検査を行うことは好ましくないが禁忌とは言えない。。高齢者は腎濃縮力低下による低張尿と、循環血液量減少による乏尿傾向にあり、低張で乏尿となる。


[正解] (ア)、(イ) [出典] 第33回麻酔指導医認定筆記試験:A13


■ これって常識? ■
吐血の患者をみたら,本当に吐血か否かを確かめよ!

鼻腔や口腔からの出血,あるいは喀血の可能性も考える.

[出典] 知っているつもりの内科レジデントの常識非常識 第3章 378の常識〜消化器編

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