■ 臨床麻酔とクリティカルケアのMCQ問題 ■ 2024/06/07

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【問題1】(麻酔科学用語) コロン以下の日本語に相当する英単語、フレーズを答えよ。

(1) (_____________c) : 不整脈惹起性/不整脈発現性

(2) (_____t) : 停止

(3) (a_______) (b________) (s____) : 肺胞呼吸音

(4) (m________) (d___) : 散瞳薬

(5) (a__) (b__________) : 気管支含気像/気管支透亮


[解答]
(1)arrhythmogenic(2)arrest
(3)alveolar breathing sound(4)mydriatic drug
(5)air bronchogram


[出典] 麻酔科学用語集 第3版



【問題2】(血液) 血液ガスと酸塩基平衡について正しいのはどれか?

ア:Srewartモデルの酸塩基平衡における3つの独立変数の1つは「アルブミン濃度」である。

イ:強いアルカローシスは、冠動脈攣縮をもたらす。

ウ:強いアシドーシスは、脳血管を収縮させる。

エ:COオキシメータでは、%一酸化炭素ヘモグロビンも測定できる。

オ:飽和蒸気圧は37度で29mmHgである。


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[解説] ア:○:Srewartモデルの酸塩基平衡における3つの独立変数とは「強イオン差」「アルブミン濃度」「PaCO2」である。
イ:○:強いアルカローシスは、冠動脈攣縮をもたらす。脳血管も収縮させる。
ウ:×:強いアルカローシスは、脳血管を収縮させる。アシドーシスでは脳血管は収縮しない。
エ:○:COオキシメータでは、%一酸化炭素ヘモグロビン、%メトヘモグロビンも測定できる。
オ:×:飽和蒸気圧は37度で47mmHgである。1気圧下で100%酸素を吸入しても、気道に吸入されるとすぐに飽和蒸気で満たされるために、吸入酸素分圧は760-47=713mmHgにまで低下する。



[正解] 解説を参照 [出典] 麻酔科シークレット第2版 p13-20



【問題3】(腎疾患患者への注意) 正しい記述はどれか。

ア:心臓手術後に血液透析を必要とする腎不全は約2%で起こる。

イ:血清フッ素濃度が、50μM/l を越えると腎機能低下が起きる。

ウ:血清クレアチニン値が急性に上昇しているときは予定手術は行うべきではない。

エ:腎動脈より近位の大動脈遮断による腎虚血は50分程度は耐えられる。

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[解説] 心臓手術後には,3−5%の頻度で腎機能低下がみられるが、血液透析を必要とするのは少ない。術前から血清クレアチニン値が高いものや、クレアチニンクリアランスが減少しているものはリスクが高い。血清フッ素濃度が、50μM/lを越えると腎機能低下が起きる。吸入麻酔薬の代謝でフッ素が生成されるが、その量はメトキシフルラン、エンフルラン、セボフルランの順で多いが、後二者では臨床的のほとんど問題にならない。最近は、フッ素ではなく、メトキシフルランそのものの腎毒性の可能性が指摘されている。


[正解] (全て) [出典] 麻酔科クリニカル問題集


■ これって常識? ■
過敏性肺臓炎の診断は,抗原暴露と発症経過がヒント

急性型の場合には,抗原暴露から数時間で乾性咳嗽,発熱,呼吸困難が出現する.抗原暴露歴と抗原暴露からの発症経過,特定の環境に関連して症状を繰り返すという特徴的な病歴が,疑うヒントになる.

[出典] 知っているつもりの内科レジデントの常識非常識 第3章 378の常識〜呼吸器編

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